パンダに生まれ変わりたい

さまざまな日常

ひとりエッジ in BUDOKAN

はじめに

過去のライブレポを転生させよう②
当時、武道館の写真撮ってなかったらしい。なんでや。


当時の感想(2015年)


8/12、星野源さんの武道館ライブに行って参りました。去年の横アリはいろいろあって行けなかったのですが、STRANGER in BUDOKANに続いて今回の武道館も行くことができてめっちゃ幸せです。

さて、前回の武道館ライブはどうしても日帰りしなければならず、アンコール1曲目途中でサヨナラという残念な終わり方だったのですが、今回は一泊! しかも友人と一緒! ということで観光という意味でもはしゃいでいました。
そもそも東京にまともに足を踏み入れるのさえ6年振りでして、戦々恐々というやつです。一昨年のライブのときも新幹線の中で吐きそうになりながら乗り換えを調べていたのを覚えています。
今回は東京経験のある友人と一緒だったので、かなり安心していました。まかせっきりにしてごめんな…。
しかし、さすが東京。初見でもわかりやすい表示、案内のおじさんのおかげで一度も迷うことなく東京の旅を終えることができました。見習え梅田。

東京について、ホテルにチェックインしてから武道館へ。時間があったのでぶらっと歩きながら行きました。指定席ですしね。
当然ですが皇居の近くを通るわけで。「鶴丸国永がここにいるのか…」と思いながら歩いてました。
そして武道館! すごい人。前回こんなにいたっけ? ってくらい。前回の年齢層は覚えていないのですが、大学生~30代が多いかなって印象です。夫婦や子供連れの方も多くて、なんとなくほっこり。でも人が多くて暑い!
そう、前回は真冬だったからなんとも思わなかったけれど、今回は夏。空調入ってるのか? と怖くなりながら席に着くと結構涼しい。二階席でもじっとしてれば十分涼しいくらいだったので、アリーナは結構寒いだろうなと。電気代どれくらいかかるんだろう…。
入場が少し押しながらも開演。10分くらいかな?
そしてそう、センターステージでした! 北東ブロック席を叩きだしたときは正直驚きを隠せなかったのですが、センターステージで本当によかった! 武道館のすり鉢状の席がかなり急なのもあって、2階席と言えどもかなり近く感じられます。

そして開演。センターステージの奈落から源さんがアコギを持って登場。バンドセットがないことに不思議がりながらも、源さんに釘づけになる目と耳。
・静寂の中、コードが鳴らされて、「これは、バイト…?」と思った瞬間、「殺してやりたい」から曲に入る。13000人が息を呑んだ始まりだったと思います。
・MC無しで次の曲。アコギ一本だとだいぶ落ち着いた印象になる「ギャグ」でした。でもこの印象はギター一本だからだけじゃなくて、源さんの声によるものも大きかったと思います。CD音源はギターががやがやしてて、悲しみなんかを描きながらも愉快な曲、って感じだったんですが、今回はとても重くて苦しい曲に聞こえました。源さんの曲は暗いものを明るく作り直してるようなものが多いので、明るい面が強調されて記憶に残っているのですが、元になった感情というか衝動というかはこんなに苦しいものなんだな、と感じました。完全に別の曲。「最初ギャグだとわからなかった」と友人談。個人的なハイライトです。手拍子なんてできなかった。
・そして、「化物」「ワークソング」。「ワークソング」は三拍子なので手拍子の仕方がわからないのですが、「化物」で源さんの曲の手拍子は裏拍だなと!!!!!!! 表で叩いてた人もいるけど私は断然裏拍派だよ!!!!!! 裏拍が一般的なのかどうかは知りません!!!!!
・続く「地獄でなぜ悪い」。この辺で「今日は本当にギター一本でやります!」って言ってたような。隣で友達が「そっか、ひとりエッジだもんね」とつぶやく。そういう意味だったのか…(遅い)。 ギター一本でも楽しいものですね。
・夏だし来るかな、と思っていたら恒例の女の子エピソード。いつもより下ネタ多めですね? ということで「透明少女」。柔らくて気持ちよかったです。

MCどこだったか忘れたのでまとめて書きます。備忘録だから許してほしい。
・「星野源です!」っていう最初の挨拶のときに、当然ながらセンターステージなので北側に背中を向けていたわけで。北側から「こっち向いて!!」の野太い声。「後でそっち行くから俺のケツでも見てろ!」と言う源さんに「おしりかわいい!!」の声。こんな広いところでも和やかに会話できる空気がいいなと。センターステージだと、視界の中にお客さんもいっぱいいて面白いです。照明もよく見えるし、一人ならではだなって思いました。
・あと、全員で「げ~~~~~~ん!!!」って叫びました。全方位って気持ちいいだろうな!!! あっそうだこのMCは透明少女の前だ!
・あとここまでのどこかでセンターステージが北向きに回転してます。

・そして新曲「Snow Men」。資生堂さんとのタイアップ曲です。夢の外へが三年前って嘘みたいだよな…。1回しか聴いてない状態で行ったのでアレなのですが、雰囲気のいい曲だなあと思いました。夏にこの曲っていう。綺麗な曲。CD期待。
・続いて「フィルム」。手拍子したかったです!!!!!! 今前回の武道館ライブの映像を流しながら書いているのですが、全然雰囲気が違います。比較的ゆったりしてる曲ですが、今回は力強かった。でも押し付けるような力強さではなく。何と言ったらいいんだろうなあ…。でも手拍子したかったです!!! あの手拍子リズム本当に好きなんだ…。
・第1部最後の曲は「Crazy Crazy」でした。いやーーーもうこの辺は純粋に興奮してました。ギター一本なのにこんなに楽しいのかよと。生で聴くのは初めてだったので、新鮮でした。楽しい!!

ここで源さんがステージ下へ戻ります。液晶が現れてニセ明の茶番映像が流れ、笑いを誘います。ほんっと源さんの映像しょうもないのに笑ってしまうんだよ!(褒めてる)

第二部。センターステージは8畳の和室に変身。ノートの置いてあるちゃぶ台に座ってギターを抱える源さん。抜かりなくエロ本も置いてあります。
・「昔の曲をやっていきます」ということで「ばらばら」から。エピソード以前の曲は弾き語りがほんと似合うなーーーと。「くせのうた」へと続きます。私が初めて聴いた源さんの曲なのでライブでやってくれるといつも幸せな気分になります。
・「この曲はライブで初めてやる曲です」という前置きで始まったのは「営業」。「サラリーマンの方に『わかってるねえ』と言われたのが嬉しかった」そう。この曲も苦しみが増してました。なのに心地よくてうっかり眠くなってしまったくらいだから不思議だよなあ。
・「Night troop」。これはCDの一発撮り感がめちゃくちゃ好きでハマった曲なのですが、一人はまた雰囲気が違っていいですね(粉みかん)。「礼して去れば」っていうとこが好き。
・ここで
源さん「あーーー、かわいい女の子がお茶でも持ってきてくれたらな----!」
通路から声「げーーーーんさーーーーーーん!!」
源さん「こ、この声は!!!!!! 神木くん!!!!!!!!!!!!」
観客「へ??????????????」
神木くんがモニターに映る「源さん! 差し入れ持ってきましたーー!!」
観客「キャーーーーーーーーーーー(今日一番の黄色い歓声)」
まさかのシークレットゲスト、神木くんの登場。び、びっくりした…。神木くんも好きだから…棚ぼた感がすごくて…幸せでした…。羊羹とお茶を持ってちゃぶ台に座る神木くん天使か…。
そこからはラジオのトークみたいなグダグダが繰り広げられました。11人もいる! や探偵学園Q(見てたけど知らなかった)で共演したことや、偏食の悩みについて。てか探偵学園Qで源さん東大卒の役やってたんですね…。
あと、「源さんは『曲を作るときは辛いときが多い』って言ってたんですが、SUNもそうなんですか?(うろ覚え)」っていう質問にも答えてました。「SUNは聴く人の精神状態によって明るく聞こえたり暗く聞こえたりする。今も暗い曲はできるけど、それを楽しい編曲にして楽しいことにしてしまおう(うろ覚え)」とのこと。Crazy Crazyがバラードだったってのには驚きました。音楽って面白い。
・神木くんを向かいに座らせたまま「老夫婦」。やっぱ良い曲だ。ラララ部分を「神木くんも一緒に!」って言われて戸惑いながらも頑張って歌おうとする神木くん。かわいいな。終わってから「リハーサルでは何も言われなかったのに!」と。かわいいな。
・神木くんが退場、「くだらないの中に」。前回の武道館では力強く歌ってくれて「あ、源さん、生きてる」と思ったものですが、今回は優しく歌い上げてくれました。
・第2部最後の曲は「レコードノイズ」。これバックに別の音入ってた…ように聞こえた。よくわからなかったけど。確か「意味のない言葉をつなげた歌を作りたかった」って言ってた曲なんですが、なんかやっぱり意味のあるような、ないような、浮遊するような不思議な気持ちになる曲です。ステージセッティングの関係で四角い壁みたいなのが降りてくるのですが、一瞬内側に映る源さんがギターを弾く影がとてつもなく綺麗だった…。あとその壁、ちゃんと映像が映るパネルらしくて、ノイズ音声に合わせて自然の雄大な映像が流れてました。でも出番ここだけでした。もっと有効活用してあげて!!!

幕間は再びニセ明VTR。「スイカ 海 武道館」「うみぶどう」(書き起こすのが面倒になってきた)

そして最後、第3部。スーツに着替えた源さんとラジカセ!
・まずは「マッドメン」、「海を掬う」。「MOON sick」やってくれなかったのは残念だったけどより好きになった! ラジカセから音が出てる設定なんか楽しかった。カップリング曲が多くて幸せでした。そういえばアルバム曲少な目?
・「海を掬う」の前に「海の家で水着の女の人がけだるげに踊ってる感じでよろしく! その辺、背中向けてるからってさぼるなよ! 後でブイ見て確認するから!」って言われました。
・ここで黒子さんがわらわら登場して、ドラムを組みます。「黒子って本当にいるんだなあ…。あ、靴だけ黒くない」
まずドラムを鳴らして、それを録音、ループさせて曲を始める源さん。1曲目は「いち に さん」。ドラム叩くって言った瞬間にこいこいと思ってた曲なので嬉しい…。歌詞カードの「しゃっくりを止める曲」っていう説明で100倍好きになった曲…。
・さらに「桜の森」。この辺から普通に他の楽器の音も入ってくるようになります。今回Crazy Crazyの曲全曲やったことになります。桜の森がこんなに楽しい曲だって知りませんでしたーーーー。
・MCで「あと数曲です」「えーーーーーーーー!」の茶番を二回やりました。
「もっと言ってほしかったな! あと数曲です!!!!」「えーーーーーーーーーー!!!!(全力)」。「最後の曲です!」ってときも全力で叫びました。「アンコールあるから安心して!」もいつも通りで泣いた。
・最後の曲はドラムの段階でわかった人も多いんじゃないかな! あんなにドコドコしてる曲少ないし。最後はもちろん? 「夢の外へ」でした! これもストリングスとかの音入ってたのですが、ひとりで演奏してるのにめちゃくちゃに楽しかった! 裏打ち手拍子とても好き…盛り上がる…。

そして退場する源さん。統率のとれないアンコール手拍子。掛け声でもあったら違うんでしょうが、しょうがない!
そしてそしてもはやお約束となったニセ明の登場。今回はハゲたカツラになってました! 「君は薔薇より美しい」、ほんとうに楽しそうに歌うもんだから何度聴いてもこっちまで楽しくなってしまう…。そして今更のようにせり上げるセンターステージ。なにその機能!? もっとせり上がるタイミングあったよね!?
からの生着替え→「SUN」。分かり切ってはいたけれど最高。なぜか記憶がほとんど残っていません。着替え中にしてた一人しりとりが「ニセ……セックス……………スマップ」で、前の席の小学生大丈夫かな…って思ってたことは覚えてます。

ほんとうに、1対1が13000あったライブでした。ひとりだった…。
センターステージも、それが回るのも、全員を楽しませてくれようとしてるのが分かって本当に幸せでした。ありがとう源さん…。
どうしても前回の武道館と比べてしまうのだけれど、色んな点で上回ってたと思います。バンドももちろんまた聴いてみたいけど、ひとりの形式もめっちゃいいなと。横アリ行きたかった…。
源さん、また連ドラにも出るし、ツアーは難しいだろうけど、一回一回のライブを全力で楽しませにかかってくれて、いやほんと幸せです(ボキャ貧)。あわよくばまた行きたいなあ。

翌日は科学館にいったり水族館に行ったりしました。時間がなくてスカイツリーを登れなかったのが残念だけど、また源さんが武道館に来てくれればいいんだもんな!? 東京観光もできて幸せでした。いいお盆だった!



おわりに

なんやかんやこの友人とはこの後源さんのライブに行っていない。
もともと(弾き語りでなく)バンドでのライブに行きたいとのことだったのに、私の読解が足りず弾き語りライブに連れて行ってしまった。
いつかまた一緒に行きたいなと思うけれど、彼女は彼女でライブがあるのでなかなか難しい。

改めて読み返すと、Reassemblyはひとりエッジを引き継いで作られている部分があるな~と実感しました。
ニセさんでだけせり上がるセンターステージとか……(そこだけでは?)。
ひとりエッジでマイクを置いたニセさんがもうなんの説明もなしに普通にパフォーマンスしてるの、面白い。Reassemblyでも言及あったけど。
生着替えってなんなんだよ。