パンダに生まれ変わりたい

さまざまな日常

ブランクリニック脱毛レポ(照射1回目)

準備編はこちら

triplicate.hatenablog.com

 

※経血等の話があります。ご注意ください。

 

さて、いよいよ照射編。

準備から何から全てが初めてでほんと~~に精神的なハードルがいくつもあった。

 

2023年9月上旬の施術です。

 

悲! 突然の不正出血

私はかなり排卵日近辺の不正出血の頻度が高く、月の半分出血してるのでは? という周期もあるくらいなのですが、今回の周期も例に漏れず出血が来てしまい……。

前日剃毛してたら出血をうっすらと感じて、見てみぬふりしたけど現実だった(あたりまえ体操

キャンセルはもったいなさすぎるので、意を決してタンポンで施術を受けることに。

いい年して「意を決して」というのは情けないのだけど、情けないことにタンポンを使ったことなくて……。

でも楽そうだなと思ってちょっと前に一箱買ってみてたので、前日に一回初チャレンジ。……なんとかなりそう。

ていうか、朝起きて気づいたけど、タンポンめっちゃ楽では?

これは普通の日というか、活動的なことをする日は今後も使っていきたいかもしれない。

 

ということで、翌日施術まではナプキンで過ごして、施術前にタンポンに切り替えて望みました(タンポンって連続使用はできないんだね)。

初回くらいイレギュラーじゃない状態で受けたかったよね~。しかし、それはたらればなのである。

なによりも施術してくださる方に逸脱した不快感を与えたくない……!

タンポン施術の人もいるだろうが、通常より"嫌"の気持ちを与えたくない……!

そういう気持ちで駅でタンポンに切り替えて予約時間ちょい前の時間にクリニックへGO。

 

 

いよいよ施術

受付の方に不正出血のことを告げる。タンポン装着でなら施術可能なので、お手洗いでご準備等どうぞ、と言われる。

タンポンのつけるタイミングは正直わからない。ガチの直前だと入り口付近に経血が残ってそうだし、ある程度時間が経つとそれらの経血が染みて紐が血まみれになる。どうしたらいいんだ、正解を教えてください……。

 

部屋の準備等があるので予約の時間+15分までは待合で待機するよう案内される。お手洗いもこの時間に済ませる。

 

パウダールームとお手洗いは別ですが、パウダールームはそんなに広くないし廊下を通る人からは丸見えなので、がっつりお化粧するのは大変かも、と感じた。

私は顔脱毛は契約しなかったので特になし。

 

施術室にて

看護師さん施術室に通される。

広くはない個室という感じ。機械とベッドとの間に人が一人立てるスペースがある、くらいの幅。圧迫感を感じる狭さではない。殺風景ではある。

出入り口はドアの内側にカーテン。施術中は閉められており、外からは見えない形。

 

入ったら早速着替えを案内される。全裸+ヘアキャップになってベッドに仰向けになってね! とのこと。ベッドの上にはバスタオルがあるので、そこに潜り込んでおきましょう。

ゴミ箱とウエットティッシュが用意されており、経血があると触れなくなるから拭いておいてくださいね~というようなことを言われた記憶がある。

 

2分くらいして、ノックの後看護師さんが入ってこられ、自己紹介とプランの確認、気になることはないか? の声掛けがある。

Vラインをデザイン希望である、と伝えたところ、4-5回は全照射してその後デザインくらいでよいと思われる、今回は全照射でいいですか? と回答あり。よろしくお願いします。

あと出血がありタンポンを装着していることについて。経血が漏れてしまうと施術が行えなくなるため、本来は後半でやるI,Vラインを先に施術するがよいか? とのこと。よろしくお願いします。

 

ということで、施術開始。

Iラインって痛めの部位だったよな~とゾ……としていたら、「初回の最初がIラインはちょっと緊張しますよね」と声掛けをしてくださった。

声掛けについては概ねマニュアル化されているように感じる(他の方のレポを見ても)けれど、それでも逐一お声掛けをいただけるととても安心する。ありがとうございます。

自分がやりたくてお金払ってやってるはずなのに、「私はなぜこんな痛みを受けているのか……」と虚無になる瞬間もあり、でも「頑張ってくれてありがとうございます」と言われると「頑張ったのよ~😭😭😭」になる。甘ったれですみません。

 

以下、部位ごとの所感。

よく「ゴムで弾いたような痛み」って表現されるけど、「嘘つけ!!! 普通に火傷の痛みじゃん!!!!!」になった。衝撃の痛みっていうより熱さの痛み。

基本的には毛が濃いところがより痛いです。

「あと◯列照射します」「このまま◯◯(部位)側に進みます」などの声掛けを逐一してくださるので、大きな不安はなかったし覚悟も決まるのでよかった。

 

剃毛チェックののち、照射開始。

Iライン:

蓄熱式というのがわかった。ピピピピピピピ、と速い連続した照射を、同じ場所に6回程度(場所によって回数は少し違った)繰り返す方式。どんどん熱くなっていくので1回目より6回目の方が痛い。

Iライン外側が5回目くらいで痛え~ってなったので出力を下げてもらった気がする。

Vライン:

熱破壊式というのがわかる。ピッピッピッピッピッ、と小刻みな照射を、場所をずらしながら行っていく。同じ場所には1回しか照射しない。

 

ここで仰向けになって剃毛チェックからの照射。

Oライン:

蓄熱式。そんなに痛くない。温かいわねくらい。Iで出力落としてもらったからかも。

 

ちょっと順番を覚えていないのですが、背面の剃毛ののち、もう一名看護師さんが入室して以後は二人体制に。

うなじもやってくれるのですが、「そのままでおきれいですので自然な形で行いますね~」と言ってくださりながら剃毛してくれたのちマスキングされる。マニュアル化されているとしても(以下略)

 

裏面→表面の順に全身を施術していきます。照射は一人目の看護師さんがずっとやってくれて、二人目の看護師さんはジェルを塗り、照射後ジェルを拭き取り、というのをスムーズにやってくださる分業制。はやい。

 

裏面:脇腹~骨盤のあたりが一番痛かったかな。

ワキ:それなりに痛いが。耳が近いので毛の焼ける音が聞こえるよ~♪ これを楽しめる人は脱毛を元気にやれると思う。

表面膝とスネが痛い!!!!! ワキの方が痛くあれよ。毛の焼ける匂いがしたしバチバチ言っていた。

腕や足:「指の爪に近い方の関節は毛穴が見えませんので照射せずでよろしいですか?」というようなことを訊かれた。手の方は生えてないだろうけど、足の指毛がどこまで生えてたのかとか覚えてないから適当に「はい~」て答えたけどもったいないことしたかも。みんなは剃毛するときにどこまで生えてたか確認しておこうね。

訊かれたのは手の指・足の指・腕の内側の3箇所。みんなはちゃんと答えられるようにしておこう!

 

こんな感じでひーこらしてたらすぐ終わった。

「すこし赤みのある部分はありますが、通常の範囲内と見受けられます」とのこと。医師の診察が必要な状況or診察を希望すればしてもらうこともできそうな感じだった。私は必要なかったのでそのまま着替えて帰宅。

予約時間の一時間後にはクリニックを出ていたので、実際に照射されているのは30分くらいじゃないかな。

 

施術後の話

I,Oライン以外は熱破壊式だから、「1週間くらい経ったらぽろぽろ毛が抜ける」を味わえるのかな!? と楽しみにしていた。

抜毛症の気があるのでひたすらVラインの毛を引っ張ってたんだけど(やめなさい)、5日後くらいから引っ張ると抜ける毛がでてきたイメージ。

7日~10日くらいでぼすぼす抜けてきてマジで楽しかった。腕の毛とかも抜けるけど細くて爪で抜きづらいのであんまり楽しまなかったな。Vラインと膝。本当に楽しかった。

Iラインも結構つまむと一気に抜けたタイミングはあったから、蓄熱式も一旦は抜けるんだな~という気持ちになった。

 

Vラインの一部にライン状にまったく抜けない部分があり、「ははあこれが照射漏れというやつだな」となりました。すぐに通えるところにいないので連絡等はしなかったのですが、まあ、あるのだな~とは思いました。

 

ちょっと記憶がおぼろげですが、1回目の照射はこんな感じ。

自分がやりたくてやってるのに虚無ってしまい、帰りにめっちゃ買い物した。人間って本当に……。

 

また2回目以降も日記代わりにレポ付けていこうと思います。よろしくお願いします。

 

 

下記のリンクで通常プランよりカウンセリング予約をしていただくと、1回分追加になる紹介プランの契約が可能になります。

私にもお金が入ります!(直球) もし参考になったよ~て方がおりましたら使っていただけると嬉しいです。

bccl.jp

ブランクリニック脱毛レポ(準備編)

1回目の施術い~~~~~ってきました!!

いやはや、前日からめちゃくちゃ虚無ってたというか、事前処理がめちゃくちゃ憂鬱で……美容への意識が低すぎてほんと、自分の身体と対峙するのがキツかった。

せっかくなので前日の心持ちなどから残していこうと思いまして。レポであり日記なのでね。

長くなってもアレだけど長くなりがち人間なので、準備編と照射編に分けることにします。

マジで美容意識低い人間のチャレンジ記録なので、同じような人間が助かるように調べても出てこなかった情報とかもなるべく載せておくね……。

 

Vラインのデザインどうしよ~涙 編

マジで考えたくないけど考えなければいけないことその①

まあでも最初3回の照射は全照射くらいがいいってカウンセリングのお姉さんも言ってたしね! まだ時間はある。まずは剃っていけばいいんだから……。

しかし、インターネットに落ちてる情報は可愛いピンクで描かれたデザインのイラストのみ。実際どんなもんなんか想像がつかない。

最近温泉とか銭湯にも言っておらず、人のVラインを見ていないため、想像もつかない。

そこで、こちらのページを参考にイメージを膨らませています。

arts-center.gr.jp

(Vラインの写真がたくさん掲載されておりますので、閲覧するタイミングには注意してください)

 

クリニックの参考にはしていない(そもそもエステ脱毛のサイトだし)けれど、院によって同じ「ナチュラル」とかの文言でも全然大きさや形が違うね!? という発見があった。

つまりは美容院のように、明確なビジョンを持って臨まなければ不本意な結果になりえるということ……。

イラストだとイマイチだと感じていた「オーバル型」も写真で見ると意外と自然に感じたりするから不思議。写真を見れたのはとてもよかった。

今のところ、毛量を減らして下着からはみ出なければいいかな……の気持ち。挑戦的な下着は付けないのでナチュラルでいいかなと思いつつ、ナチュラルの塩梅も人それぞれなので突き詰めていかなければならない。

個人的にはこう、前から見たときに最下部(?)に毛がある状態がいいな……と思っている。公衆浴場チキりマン。

 

シェーバー買わなきゃ~涙

普段はカミソリユーザーなのでシェービングが本当に不安だった。

 

まずはとにかくフェリエを買わなければ始まらない(ブランクリニックは当日フェリエの持参が必須)

さ~てボディ用とフェイス用、どっちを買おうかな♪ になったとき、「顔用は後から自分でも使うかな(顔脱毛はしなかったので)! カウンセリングのお姉さんも『なんなら顔用だけでも体いけます』って言ってたし!」と、勢いで顔用を購入。

到着後、試しに片腕を処理してみたのですが、こ、心もとない……!

たしかに剃れるけど、脇とかの強い毛には負けそうな感じがする……😭

ということで

ボディ用にサラシェを追加購入。

なぜフェリエにしなかったのかというと、純粋に価格差です。当日は顔用を持っていけばいっか~の気持ちでね。

 

この度の脱毛の戦友はこちら(アフィリンクではなくただの紹介です)

・フェリエ フェイス用(ES-WF41-S)

https://www.yodobashi.com/product/100000001003813574/

サラシェ(ES-WL50-P)

https://www.yodobashi.com/product/100000001003813565/

Schick HYDRO シルク トリムスタイル ホルダー (元々持ってた)

https://www.yodobashi.com/product/100000001002598575/

 

 

 

事前処理

予約前日、労働を終えて家に帰る。すでに気鬱

IOを剃るために必要な鏡も新聞紙もねえや……と気づき(嘘、気づいてたけど見ないふりをしていた)、帰りに100均に寄って鏡と模造紙を買いました。でけえ紙がこれくらいしかなくてさ……。

 

今まで風呂でカミソリ、くらいしか自己処理してこなかったけど、ドライ剃りがよい? とのことで、風呂に入るまでにVIO以外をサラシェで剃って、風呂場でVIOの長さを極力短くして、風呂上がりに本丸を攻める……という作戦で決行する。

風呂はいる前に剃れというサイトと風呂上がりに剃れというサイト、両方があってよく分からなかったんだよね。どっちもあるってことはどっちでもいいってことよ。

マジでVIOの剃毛が嫌だった……。

 

そもそもどれくらい剃る必要があるの?

これが分からなかった!!!!! 正解が不明!

前日に見た写真つきのページがあったんだけど、見つからない……。

 

www.rizeclinic.com

いちおうこちらのサイトで写真の記載があった。つまり「最上級に頑張れ」とのこと。

 

そもそも剃毛が必要なのは、「毛の黒色に熱をあてて毛根を高温にし、発毛機能を失わせる」ためで。

1発のエネルギーを与えたときに毛が外側にも伸びていると、毛根側と外側両方にエネルギーが伝わってロスが激しいし、外側に伝わるとそりゃ触れてる肌が火傷しますよね、と(熱破壊式の場合毛根は250℃まで瞬間的に熱せられるらしいので)。

あれ? てことは蓄熱式だと剃毛いらんてことなのか? そんなこと言ってるとこないよな?

蓄熱式と熱破壊式の違いはレーザー出力と重ね方だと思っているんだけど合ってるのかな。使ってるレーザーの波長は同じだから、どちらにせよメラニン色素には反応するのかな? 謎……。

 

まあともかく、剃毛に関しては、調べたところ、「触ってもざりざりしない程度に剃る」そのことだったので、頑張ります……。

 

ブランクリニックでは、背中~腰の剃毛についてはサービスの範囲、剃り残しについては料金は発生しないけれど、多い場合には照射の時間が短縮されたり、剃り残し部位を避けての照射になる、と事前説明を受けました。

剃り残しの処理にお金がかかるクリニックが多い中非常にありがたいけれど、それに甘んじることなく剃り残しはできるだけないよう臨むつもりでいました。

 

VIO以外

地道にサラシェで剃りました。地道。

説明書をしっかり読み、ゆっくりやると剃れる気がする~! と思いながら無計画に剃毛。

産毛にまで気が行かずに濃い毛のある部分を先に剃ってしまい、どこに毛が残っていたかわからなくなる。次は順番を決めてすべての部位を網羅できるようにします。

ここですでに一時間くらい掛かっている。気鬱

 

VIO

風呂にてSchickのトリマーにて毛足を数ミリまで短くカット。そして風呂上がりに保湿。

 

想像通り一番の難関で、やってて気分が悪くなったけどなんとかなった。次はご飯を食べてから剃毛しようと思います。

クリニックでもらった「おすすめの剃り方」が和式トイレのように座って床に鏡を置いて……というやり方だったので、それに従ってやったのですが、これ、時間がかかると脳貧血みたいになるね……。

自分の問題でもあるけれど。ご飯食べずにぶっつづけで慣れないことをしたせいで低血糖と脳貧血でふらふらになってベッドに倒れ込んだ(飯を食え)。

き、きつかった……。

サラシェでいけるところは頑張って(説明書にはVのことしか書いてなかったけどいけるところまでいってもらった)、残った部分はフェイス用フェリエで鏡を見ながら処理。。鏡だと反転してムズすぎのムズだったから、体が柔らかい人は自分で見た方が楽かも。

途中で諦めたくなったけど、剃り残し!!!! となるのもすごく嫌で、数ミリ残ってしまう部分はあったかもしれない……くらいの感じにまで処理した。

まあでも、想像よりは事務的な気持ちでやれた気がする。

事前にVラインデザイン画像とかを見ていて、「自分の体」というより「物体」として認識することに成功していたらしい。

 

あとは当日を迎えるのみ

で、剃った後なんですけど、なんか妙な開放感がありました。

確かに下着つけててもさらさらだし、「なんなら前処理でいいのでは!?」の気持ちになったりした(剃毛ハイ)。

でも毛がないとおしっこがね、尻の方に伝うね! 毛が漏斗の役割を果たしている、と先達のブログで見たけど、本当にそうだった。気をつけないと尻の拭き忘れがある。

昔1回自分でカミソリでVIOを少し剃ってえらいめ(チクチク)に遭ったのですが、サラシェとフェリエで剃ったところは今のところチクチクしていません。電動シェーバーっていいんだな。

結局そのあと産毛部位を再度剃ったりしてたら合計3時間近く掛かっていた。下手くそすぎ。まあ初めてだからね。人間なんでも初めてがあるからさ。

でも正直IO処理してるときは虚無すぎて「なんでVIOフェリエ買わなかったんだろう……」になっていた。

今は喉元過ぎれば~で、結局仕上げにフェリエ使わないとできなかったと思うからこのままでいいや!! の気持ちだけど。どうだろうな……。あと7回この虚無に耐えられるかな……。いや、むしろ初回がいけたのなら今後は楽になっていくだけだからいいのでは? そうかも……。(優柔不断)

 

 

さて、前日の話はこれくらいにしておいて、照射についてもまた書いていこうと思います。

もしブランクリニックでの施術を検討している方がいらっしゃいましたら、下記リンクからカウンセリングを予約して契約していただくと照射回数が1回上乗せされます(2023年9月5日現在)

個人情報のやり取りは一切ございませんのでご安心を。私にはお金が入ってハッピーいなります(ステマ対策法対策)(合ってるのか?)

bccl.jp

 

 

 

 

 

ブランクリニック脱毛レポ(カウンセリング編)

はじめに

そうだ! 脱毛しよ~~!! と思い立ったのが今月のはじめ。

毛のことを考えて生きてきた人間ならとっくに脱毛を終えているくらいの年齢になってしまったけれど、思い立ったら急に今まで毛が忌まわしかったことを思い出してしまってね。

私は結構毛深い方です。

母は脇すら生えない毛根の持ち主で(というのは嘘で脱毛してたのではと今でも疑っている)、思春期に私の乳輪に生えた毛を見て「こんなところにも毛が生えるんだねえ」と言われたのがすげ~~傷でございます。繊細でごめんだけどノンデリだろ。

そのあとラジオか何かで「1本だけ太い胸毛が生えるので、それを育てて抜くのが趣味」という女性の投稿を聞いて元気をもらってこのかさぶたがようやく剥がれた。傷跡はある。

うわなんかいろいろ思い出してきたな!!!!!!!(嫌)

学生時代って特に嫌だったよね。授業中に自分の腕とかを眺める時間も多かったし、制服や体操服で揃いの服を着さされるし。制服はありがたかったけど、同じ服装だと余計に体の違いが気になる。

今は適当~に人と会うときだけ適度に見えるところを剃ったりしているくらいの生活。人にそんなに会わないので苦痛というほどではないが、連泊イベントがあると毛のことが気になる。(大浴場か~ どうしよ~~)。そんな人間です。

似たような方の助けになれればいいな、の気持ちと、備忘録つけとこ! の気持ちで、この記事をインターネットの海のささやかな笹舟とします。

やっぱ前向き研究の方が質が高いしね。途中で後悔したら消す(意味……)

 

 

下調べ

さ~て脱毛の方針を取るか! となり、まずはインターネットの海に航海に出る。

そして、一歩踏み出しただけでわかるえげつないステマ臭。

マジですごくない?

Twitterで検索をかけると、悩んでる人のツイートにものすごい数の勧誘リプがついている。紹介のキックバックで小遣い稼ぎしてるアカウントなんだと思うけど。

クリニック比較記事を見てもPR入ってるだろうな~というものが多い。

脱毛界隈、かなりグレーの臭いがする。ていうか美容界隈がそうなんだろうな。

この時点で「バイアスの掛かっていない『評判』をネットで得るのは無理!」と確信。

なので、初歩的な知識と価格や設備などの変わらない情報を収集することに。

 

以下、学んだこと。(その辺に転がってる情報の寄せ集めなので参考程度にしてください)

 

◎医療脱毛と美容脱毛の違い

レーザーの強度が違うため、美容脱毛では半永久的な脱毛は望めない。

半永久的に毛を滅殺するなら医療脱毛。

一時期よく見た記憶がある「1回100円で通い放題!」とかいう広告は美容脱毛。

→医療脱毛に方針決定。

 

◎価格感

医療脱毛はキャンペーン価格なら5回10万前後。地域・クリニックによって大幅な差あり。

高いけれど毛がなくなるなら払えない金額ではない。しかし安いに越したことはない。

金がかかるからこそ早くやっとこ(散財は日割り計算教)、の気持ちが強まる。

 

◎期間

毛が生え変わる周期の問題で2ヶ月程度は最低でも間隔を空ける必要があるので、5回ならスムーズにやっても1年くらいかかる感覚でいないといけない。

間隔はクリニックによるけど、自分の予定もあるのでね……。脱毛、長期計画だな……と知る。

未だにあまりわかってないのだけど、毛周期のことを考えるとなるべく規則正しく通った方がいいのかな いや、毛が生えてると感じるタイミングならいいのか、生えてるものを焼くわけだし。

 

 

クリニック選び

さて、私は静岡県在住です。

地方の方はわかると思うけど、脱毛って地方に行くほど高い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

競合がいないし人がいないからなんだろうけど、全国展開のクリニックでも地域によってキャンペーン価格が倍違うとかあった。1万2万の差ならいいんだけどそのレベルじゃないからね……。

→エミナルクリニックのことだったのですが、2023.8.15~のキャンペーンは地域差なくなったらしい え? クソ安いじゃん……

はじめは生活圏内のクリニックを調べてたんだけど、地域で価格差があることを知って検索範囲を隣の都市圏まで広げた。

もちろん、「距離によって上がるクリニックに行くハードル」と「距離によって下がる価格」を天秤にかける必要があるのであんまり無茶はしないほうがよいと思う。

でも2ヶ月に1回くらいなら、買い物とかで「行きたい」場所なら通うのもいいよね、とも思う。それくらいの気持ちの人は遠くに通えるのでは。

 

前述の通り、ステマとPRがはびこる脱毛サロン・クリニック界隈では、適切な「評判」を知ることは難しい。

なので、クリニックを決めてから「地雷・詐欺ではないかな」ということを確認するために個人ブログを覗く、という手法を取った。

まとめ記事サイトでも当たり前のように事実と違う内容を載せているから注意ですよほんと。

(ブランはクリニック比較記事でなぜかハブられてるし。お金を払ってないということなのか? それならそれでいいのかもしれないが……。)

最終的には個人ブログが勝つんだよ。そう、ここも個人ブログです。ブランにしようかなと思ってる人はよかったら見ていってね(施術はまだだけど)。

 

検討してたクリニックを挙げると居住地大体バレるけど、書いておきます。

◎湘南美容クリニック(6回)

居住地と同都市圏。

メリット :通いやすい

デメリット:知り合いに会ったら嫌(可能性ほぼ0だけど)

      他地区のクリニックと比較したら高め

 

◎エミナルクリニック(5回)

居住地と同都市圏。

メリット :通いやすい

      高い→ほぼ最安値

      蓄熱式(これは思想による)

デメリット:知り合いに会ったら嫌(同上)

      都会だと同じコースが半額なのが許せない(個人的な感

      情)

      →じゃなくなった なんなんだよ それならかなり検討

      してました。

      照射回数が少なく、追加が必要な場合高額になる

 

アリシアクリニック(5回)

隣の都市圏

メリット :安い

      蓄熱式で痛みが少ないレポが多い。(痛みが怖いので)

      機械がなんか良さそう(なんか良さそうと思わせるよう

      に書かれている、というのはデメリットかもしれないね)

      友人が通っていて紹介(多分+1回)が利くし話も聞ける

デメリット:通いにくい(大)、交通費がそれなりにかかる

 

◎じぶんクリニック(5回)

アリシアとだいたい同じ。機械も確か同じ。通ってる友人はいない。

 

◎ブランクリニック(7回)

メリット :安い

      ネットに落ちてる紹介コードで照射+1回すると最安値

      デフォルトの回数が多めなので毛深い身にはありがたい

デメリット:通いにくい(中)、交通費がかかる

      痛そう、麻酔がない

      総額表示義務とは……? コンプラに怪しさを感じる

      2年で8回通えるだろうかという不安

 

 

エミナルの料金プラン変更に気づく前にブランのカウンセリングを受けて契約を決めていたのですが、気づいていたらエミナルにしていた可能性が高い。通いやすさって大事だし…………。

医療脱毛経験者の友人が「5回じゃ足りないよ」と言っていたのもあり、まあ、ブランで良かったのかなと思っています。

 

脱毛プランについて

ここまでで「カウンセリングが悪印象でないかぎりブランにしよっかな」と大方のアタリをつけていました。

ブランが顔を足すとだいぶ高くなる形だったので、全身+VIOをブランでやって、顔を湘南美容クリニックで足す形にしようかな~と構想。

湘南はパーツごとにできるので、足りなかった部分を通うような使い方がいいのかなと。

エミナルなら安いので顔も含めたプランにしていたと思う。眉下もやってくれるのはいいよね。

 

      

カウンセリング

ブランクリニック静岡院へ。

静岡院の口コミは限りなく少なかったので判断材料がほとんどなく、他院のレポブログを数件読んでから挑みました。

雰囲気含めて、他院のカウンセリングレポで記載されている内容から大きく逸脱はなかった印象。

 

①予約

参考になったブログさんの紹介リンクから予約。

「夏の特別キャンペーン」では、元々7回パックのところを8回に増やせる。

リンクがユーザーごとに生成されているので、ユーザー間の個人情報のやりとりはなく紹介の恩恵を受けることができます。

クリニック側からは誰から紹介を受けたかわかるけれど、そこについて追求はありませんでした。ネット経由が多いだろうし。

ギリギリ人間なので前日にカウンセリングの予約をしました。

カウンセリング自体は空いている印象。

 

②クリニックへ

新静岡駅徒歩1分」を駅近と言うか、というのは難しいところだよね(遠征勢)。

雑居ビルですが、内装は極めて綺麗です。

受付で名前を言うと、iPadを渡されて問診票の記入と説明動画の視聴を行う。

問診票は、併用薬とか、美容施術経験の有無とか、通り一遍の個人情報とか。

お薬手帳ある方はカウンセリング時に持っていくのがベターですね。

説明動画は医療脱毛についての基礎知識動画。

これを見終わると、カウンセリングルームへと移動。

 

③カウンセリングルームにて

私は受付の方がそのままカウンセリングを担当してくださいました。

説明や契約書類の作成も基本的にはすべてiPadを使って行います。

まずはおおまかなプランや規則の説明。

決めて行ったプラン以外に特に勧誘されたりしませんでした。

紹介についても、「今回は紹介プランなのでこちらでのご案内です」の一言だけで何かを訊かれたりは一切なし(紹介元の素性知らない人の方が多いだろうしね)。

セクションごとに「気になることがあったらいつでも質問してくださいね」、「なにか気になることはありませんか?」と声掛けをしてくださいました。

私は間が悪いのですが、遮る形で質問をしても嫌な顔をせず聞いてくださったのが安心できました。

院内規定の説明と同意がここであったと思います。iPadでチェックし署名。

テスト照射ができるか訊いたのですが、機械が空いておらず滞在時間的に厳しかったのでしないことにしました。

事前に情報収集したものの曖昧だった部分や確定させたい情報を中心に質問しましたが、概ねネットに出ている情報と相違ありませんでした。

一応訊いたもので載せておきたいものをかいつまんで載せておく。

・生理のときの対応

 タンポンを使用すれば施術可。

 タンポンを使用したくない場合はVIOを避けてなら施術可。

・通える期間

 契約日から2年。紹介増量でも延長はなし。施術の間隔は1ヶ月半空ける必要がある。

・痛みについて

 痛みが強い場合は出力を調整するため、心配しすぎることはない。

・予約

 会員ページから行う。2日前の17時まではキャンセル料かからず。超えたら1回消化。

・不十分な剃毛について

 背面は剃毛する・

 その他の部位はわずか(「数本であれば」という言い回しでした)であればサービスで剃毛。

 剃り残しが多く時間内に照射が終わらなくなる場合には、剃り残し部位は照射せず。

 とのことでした。

 

④医師からの説明

想定されるリスクについての説明は医師からでした。医師は男性。

こちらも同意はiPadで署名。

 

⑤契約

改めて契約に移ってよいか口頭で確認がありました。

支払いは、①契約当日に全額支払う、②この場で1万円を先に支払って1ヶ月以内に残金を支払う、の2択です。

予約の方法、前日の剃毛の注意事項、友人紹介について……などの説明がある。

ここで会員登録・LINE友達登録・初回予約。

LINE友達は夏の特別プランを使う要件でもあるので解除しないようにね~~! バレるのかは知らん

初回予約は取りやすくしてくださっている(別で枠がある)そうで、半月以内で予約が取れた(実際会員ページでは空きがない日で予約できました)。その後は知らん 取れなかったら文句言ってるかもしれないから期待しててほしい。

剃毛についての紙でVラインのデザインについて記載があったので質問サせてもらったところ、残す場合でも3回は全照射するとのこと。残す(デザイン)する場合は施術担当の看護師さんに伝えてほしいとのこと。

目標の毛量になった段階で次の照射からは残す形に毛を残してきてもいいし、全剃りして看護師に形を伝える・相談する形でもよいらしいです(ここについてはあまり自分がちゃんと想像できてないので、実際と違ったらすみません)。

 

 

以上、カウンセリングまでのレポでした。

そろそろ初回施術の予約なのでズボラながらも保湿クリームを塗ったりしている。あとは前日の剃毛だけがめちゃめちゃ心配。

当日絶対にシェーバーを忘れて買うハメになる。セノバに売ってる!? ハンズ!?

施術についても記録を残していけたらな~と思います。

ボーボーの毛とも最後かと思うとどこかに残しておきたくなるな。でもどこにも残したくねえ……PCのローカルフォルダにしとこ……。

 

 

さて、最後に、私の紹介リンクです。

こちらから無料カウンセリングを予約して契約された方は照射回数+1回になります(2023年9月3日現在)

よろしければお使いください。(個人情報のやりとりはありません)

こちらから契約に進んでいただけると、私にはお金が入ってハッピーになります(ステマ対策)。

bccl.jp

 

 

 

 

 

 

「うちで踊ろう」の終着にて、再び集う(Reassembly 1/28横アリ)

1/28、新横浜駅
3年ぶりの源さんのイベント。という高揚感があった。
実際は「宴会」があったり、10周年のオンラインライブもあったから、「ライブ」の音は楽しんでいたのだけれど。
それでも「3年ぶりだ」と、配信を抜きにして勘定している自分がいた。

3年前、初めてのイエパス会員限定イベントが開催されるということで、そのときも横アリ公演を申し込んでいた。
ズボラな私は払い戻しも忘れたまま今に至る。利用していたLINEチケットは昨年サービス終了した。
正直言えば、トークよりライブを楽しみにしていたが、12月に世界ツアーの横浜公演にも行けたし、これからもライブがあるだろうから、こういうイベントもいいか、などと思いながら申し込んだのを覚えている。

忘れもしない2020年2月26日、東京都が大規模イベント自粛要請を発出した。
私が週末に観る予定だった舞台はその日が千秋楽になり、隣のドームで行われるはずだった公演は即日中止となった。
Assemblyについては即日のアナウンスはなかったものの、同じ事務所のライブが中止になっているのもあり、中止は避けられないだろうと感じていた。
中止のお知らせを受け取った時、残念なような、少しホッとしたような気持ちだったのを覚えている。
決行しているライブ(イベント)への風当たり、万一源さんのイベントからコロナを広めてしまったらという恐怖、そして自分自身もその場に行くのを、少し怖いと思ってしまっていた。
今から考えればちゃんちゃらおかしいような感染者数だったよ。
しかし相手は死亡率2%の未知のウイルス。当時はワクチンも基本的な治療指針もない状況。
世界は日毎に変わっていった。

いつの間にかライブは配信が当たり前になった。
千秋楽は配信があるかな~ってくらいの舞台も、複数日の配信をするようになった(これは本当にありがたいから続いてほしい)。
関係者から陽性者が出て中止になる公演もあった。
過去のライブ映像を期間限定で公開することもなんか、増えた。
行ってみたかったアーティストのライブに配信で気軽に参加できるようになったのもよかった。
フェスが無料公開されて、賛否両論を巻き起こしたりもした。鬱憤のはけ口でしかないような意見も多く見た。
3年間、形が変わる部分があっても、ライブを守ってきた人たちが大勢いた。
理性と衝動が揺らぐ空間を、楽しんでなかった人にどうこう言われるのが腹立たしい時期もあった。(ライブに限らず。新型コロナという共通議題にあらゆる「外野の声」が飛び交っていた)
逆に現場から離れてしまうと、そんなリスク活動をするもんじゃない、と思う時期もあった。
いち消費者ですら、時期と熱意と距離が違えば考えることが違った。守る側、活動者側からしたらたまったものじゃなかっただろうな。

10周年ライブ"Gratitude"の「Hello Song」で「いつか『この』日を いつか『この』日を 超える未来」と歌った源さんを観て、呻くような泣き声を上げた。
私の中でひときわ輝いている思い出の曲が、ドームツアーでの「Hello Song」。
当時の自分の感想を引用すると、

これ、この曲。
この曲を浴びるまで、「ラストの曲は「Hello Song」なんだろうけど「Friend Ship」も聞きたかったな~~」などとぬかしていました。
けど、ああ、これが最高なのだと。この瞬間が、正しく最高なのだと、分からされたなあ。
続発性POP VIRUS症候群 より

とのこと。
今でも鮮明に思い出せる。2/27に「この世がぐちゃぐちゃになっても、また会えたら、笑顔で会いましょう!!」と叫んでいた源さん。
一年後に世界がこんな風になるなんて思ってもなかった私は、人類が滅亡したときにどうかこの風景がBlu-rayで異星人に見つかってほしい、などと思っていた。(世界なんてすぐぐちゃぐちゃになるんだって、考えてもいなかった)
それくらいに最高で、輝いていて、幸福で。源さんも(最高を作っちゃったな)と思っていただろうけれど、私だってこんな最高ってもう二度とない、と思っていた。
それからたった一年半。渋谷クアトロの客席で、セカンドステージの編成で、敢えて悪い言い方をすればこじんまりとした形で披露された「Hello Song」。
「この日、を」と、床を指し示すジェスチャーで「あの日」って、今、ここのことなんだ。と思った。
私は大した苦しみもない、仕事もなくならずに済んだ、ただの社会人です。それでも発散する先のない怒りややるせなさや悔しさが心の内側にへばりついていて。
「めちゃくちゃな『この日』の先で、笑顔で会おう」という言葉に、2020年の私は嗚咽したのです。

3年経ち、「この日」に明確な終わりの日はない、と理解しながら生活を続けています。
個人的な許容ラインと、世の中的な許容ラインと、医療キャパ的な許容ラインと、が、オシロスコープの波形みたいに多重に重なり合う日々。
追い越したり、追いついたり、また戻ったりを繰り返しながら、少しずつ、以前のような楽しみを同じ形で味わっても影響度は大きく無いのではないか? という段階になってきた感覚がある。(私は科学的根拠に基づきマスクは必要派です)(念のため)
そんな中で迎えた2023年1月28日。
でもやっぱり、この日は私にとって明確な、ひとつの「この日」の終わりでありました。

【当日の話】
前置きが長いよ。
今回はソロ参加(まあそう)。人と行くのも楽しいけど、Twitterがあるからひとりも気兼ねしなくてとてもいい。
割と客席では元気な方なので、迷惑になっちゃわんかなという気持ちがある。
ちょっと早めに横アリについて、タオルとフライトタグを買った。Assembly(2020)のフライトタグと一緒にカバンに付ける。
そう、本当にたくさんの人がフライトタグをカバンに付けていて、まるで異世界に入るのに必要な御札のようだな……とマスクの下で小さく笑いながらアリーナまで向かった。
コロナ禍で現場行ったのはほとんどがオタクコンテンツだったから、痛バもメンカラコスプレ(風服装含む)もない会場までの行列というのは不思議な感覚があった。
まるで駅にいる、ただの他人のような。昨日交差点ですれ違った人のような。ちょっと言ってて可笑しいな、私だってそんな人間のひとりだった。
いろんな背格好の人が、それぞれの生活の中でひとつの場所に集っている。源さんのライブではこれが強く感じられる気がしてとても好き。
個人的には、エロボヤやコンテヌの時みたいなコスプレの人たちが少なかったのも落ち着いて観られてよかった。禁止されているわけじゃないし別にいいんですけど、私はどうも落ち着かないので。

身分証を見せつつの入場と荷物検査を終え、ロビーに入った瞬間、涙がこみ上げてきた。
ああ、ライブに来たんだなあ、という実感。
席はセンター席のだいぶ後方。東2ブロック。お尻側のど真ん中。
バンドメンバーの見え方は、左手手前から長岡さん、櫻田さん、武嶋さん。右手手前から淳悟さん、玉嶋さん。
長岡さんと淳悟さんの配置がボス戦みたいで面白いな~と思ってた。
ドセン過ぎて前の席の人の頭と源さんが完全に直線で被って見えない時間があったくらいのドセン。
センターステージなので後方といっても単純にいつもの半分なわけで。かなりしっかり見えたし、モニターも見やすかったけど基本ずっと背中を観ていた……。だから、照明とかの記憶が、ちょっと、薄い……。
てかTwitterランドで生きてるのに一切最終日までセトリバレをくらわなかったのすごかった。唯一食らったのは物販後のリハの音だったよ。本人以外からネタバレを食らわない民度、すごすぎる。

さて、ライブについて残していこうと思います。
3年間配信ライブに甘えまくっていたため1回で記憶が定着しない体になってしまった。本当にダメ。老化。

OP
「Hello Song」に乗せて、源さんの打ち合わせの様子が映し出される。
「Hello Song」への思いがすごいので、ここですでに涙。ここの涙は「戻ってきた」と「変わっちまった」の涙です。

1、化物
ドラムのソロから始まった「化物」。
1曲目の印象が強い曲。アルバムもそうだし、アルバムツアーもそうだし、2-3曲目だったとしても「こんばんは、星野源です!」をこの曲で言う事が多いから、開幕曲の印象がある。
この曲はアフターパーティーアーカイブで聴けるので聴いてますが、このドラムソロの段階で裏拍手拍子できるの、偉すぎ さすがイエパス会員。
ていうかアレンジがめ~~っちゃかっこいい めちゃめちゃかっこいい
シンセがあちこちに遊びにいってたり、ギターのソロが新しかったり、フレーズの挿入があったり。
本当はサビで飛びたいんですが、そこまでのボルテージではなく。皆さん落ち着いて聴いてらっしゃいます。
そう、声を出せないって、ボルテージが、上がらないんですよ……。(声出し解禁は未アナウンス)

2、桜の森
いえ~い! ライブでのお決まり! 桜の森!(リリック)
この辺の流れはドームツアーらへんを踏襲している感じがしてお! 来たね! という感じ。
とにかくギターリフだ最高なのですが、今回も例に漏れず最高。
この曲を聴くと、「うわ~~源さんのライブに来た!!!!!!」ってなる。みんなそうだよね。
思い出そうとすると脳がドームツアーの映像を再生しようとする。やめてくれ。
ギターリフはドームとは違う感じだった。原曲に近い感じだった、ような……記憶、が……。

3、ミスユー
曲の前のMCで「普段のライブだと飛ばされがちな曲をやりたいと思って」という話があった。
「エロボヤでやったことない!?」と思ったけど、2017年だよ……。
サビの歌詞の羅列がすんごい好き。寝る前に聴きたい。
長岡さんのギターの色気がたまんね~のよ。

4、Present
「ドームでやったことない!?」と思ったけど、2019年だよ……。
ドームツアーでは檻のような照明だったけど、今回は違ったな。
イントロはチェロが印象的ですが今回はいないので、結構不思議な雰囲気。ピアノが結構重苦しい雰囲気を醸し出していた。
バンドメンバーによるコーラスが分厚くてかっこよかったのよ! ゴスペル……。
あと、そう! 「高く手を振った」で手を振った! これすごく好きなんですよね。なんというか、概念へのお手振り……。
源さんに手を振る、というのと、未知の向こうにいる「誰か」に手を振る、というのと。歌詞と現実のダブリング。

5、不思議
リリース後ライブほぼやってないのになぜかいろんなアレンジで聴けちゃっている曲その1!
めっちゃ不思議なんですけど、テレビで生演奏やりすぎてて「ライブアレンジを知ってる」状態なんですよね。
すごいから。局ごとにアレンジをちょっとずつ変えて。演出も局ごとに違うからすごく面白かったのを覚えている。
水の中にいるようなシンセの音がとても好きで、生で聴けてドキドキした。

6、うちで踊ろう
個人的に今回のイベントで一番忘れられない曲。一生忘れたくない。
この曲の前にMCが入った。
「そう、声出しOKになったらしいんですよ、今日から! すごくない!?」といきなり発表されて、一瞬ぽかんの観客。
いやだって、開演前にそんなアナウンスなかったし。そして、私はニュースを観ていなくて、27日に解禁のニュースをきちんと理解していなかった。
いやでも声出して良いんだ……ということで、さざなみのような「いえー!」とか「ふー!!!」とかが広まっていて、本当に、本当に以前の歓声を、私も皆も源さんもバンドメンバーも聴いて……涙が出て……。
私も元来「フー!」と言う人なのですが、あまりに久しぶりすぎて音程がわからず全然声出なくてびっくりした。

源さんも、イエローボヤージあたりからあまり歓声を拾わないようにしていたけれど、今回は拾っていた。
「お誕生日おめでとー!!」とか、「おかえりー!!」とか。
誰かがハッピーバースデーを歌おうとして、周りの手拍子だけが広まって、源さんが「何!? 何のアンコール!?」って言ってたりしたね。

どんどんボルテージが上がる客席に、私の耳にも届く歓声に、私も涙が止まらなかった。
もう正直、ここから先記憶ないんですよ。
源さん、泣いてらしたのも、見たのですが、なぜかモニターを一切見てなかったのでお顔の記憶はない。これに関しては「見てない」だな。
なんでかなあ、源さんの背中だとしても、モニターを通してない源さんをずっと追っていた。お顔は、円盤に、任せる。
揺れる背中や、持ち上げたかかと。水色の背中は今でも思い出せるよ。
やっぱりねえ、声を思い切りだすと、体がよく動くんですよ。声を出しながら音楽を楽しむって、酒を飲んで楽しむより簡単だ! と思った。

「うちで踊ろう」。
この曲は、曲の音楽性というよりは「ムーブメント」としての側面が強い。
緊急事態宣言が出されて、「ステイホーム」が呼びかけられて(ワード自体はイギリス発でしたっけ)、私は閉塞感からあつ森をしまくっていた。
ライブのようなイベントだけに飽き足らず、アニメの収録やドラマの撮影すらできなくなって、仕事がなくなった人がいた。
一方で、死亡率2%(当時)の感染者を治療・看護する人がいた。
世の中がこれらに大別されるわけじゃないけど、みんなが閉塞感で苦しかった時期だと思う。
そこで、言い方を悪くすれば源さんは「インターネットのおもちゃ」になった。
素材を提供することで、ウイルスに、「人間の創造性」で抵抗した。
「面白いことをしよう。楽しいことをしよう」。この言葉はあまりに印象深い。
色んな人がさまざまな作品を作っていて、すごいなあと思ったよ。全然違うカルチャーでフォローしてる人がコラボしてて驚いたりもした。
皆が遊ぶための砂場を提供しただけなので、その使い方は各々に任されるわけで。
クソつまんねえことする人も山のようにいたよな! 忘れないからな!
……といいつつ。私個人は、曲のメッセージ性をメインに咀嚼し、杖にして2020年を過ごしました。
だから「うちで踊ろう(大晦日)」が本当に好きで。2番以降の歌詞がメッセージ性全振りだったので始まった瞬間にダー泣いた これは紅白の話。
ここで、「うちで踊ろうムーブメント」にピリオドを打った、と言ってらしたよね。

そして、この日、横アリ。
「今何してる? 僕は一人この曲を歌っているよ」
SNSの空白のテキストボックスに書かれるワード、「今何してる?」ですよ。
それぞれが、スマホやPCの画面を見て、文字を打ったり写真を載せたり映像を撮ったり、したよ。その中で出会う日々だったよ。
それが、この曲が、13500人の歓声の中で歌われるなんて。しかもセンターステージ、ほんとうにど真ん中。
「うちで踊ろう」のお焚き上げのような瞬間だった。
大阪では「この曲を皆の前で歌うのはこれで最後にしようと思っている」という旨のお話があったらしく。
苦しい日々を支えてくれた曲が、苦しい日々の先で大勢の歓声の中で終わりを迎えたのが、あまりに美しすぎる。
「僕らそれぞれの場所で……重なりあえたねえ~~~~!!」という、源さんの嬉しそうな声が嬉しい。

ここから、声が出せるのに伴って明らかに客席の熱が上がり、私も興奮しており記憶が定かではない。ご容赦。

7、Continues
いやさあ、この曲に続くの……………………て、天才………………。
「Continues」、ライブツアータイトルにもなった曲。
始まった瞬間、沸いた。みんな沸いてた。
「命は続く 日々のゲームは続く 君が燃やす想いは 次の何かを照らすんだ」
「足元の 地平線の向こう」
本当に写経したい歌詞だなあ。
シングルやアルバムで聴いていた頃だと、「今から始める未来」の感覚でいたのですが、
この場では完全に「過去、今、未来」の感覚でいた。
これまで生きてきたこと、今ここにいること、そこから繋がるこれから。全部を感じた。
13500人のこれまでがあって、その交点がいまここで、また明日から違う場所で生きていくんだなあという感慨。
星野源さんの活動含めた音楽のこれまでと今とこれから。
そういうなんか、超越した気持ちで? 手拍子をしていた。本当にいい曲。
最後の「ラララ」が歌えることにまた涙。
「もっと!」と煽られて声を張り上げる。周囲の人の声が聞こえる。手を頭上に挙げて、クラップをする。これが、こんなに嬉しい。

8、SUN
武嶋さんが難しい(アレンジが狂ってる)って言ってた曲。改めて原曲聴いてみたけど、たしかにサビのストリングス、マジで細かいとこ違うよね。
「SUN」の「Ah Ah」の部分を、マスクしながら本気で歌うと、息が足りなくなる(そりゃそう)
前の曲だったかもしれないけど「横浜ーー!!!!!」「イエ~~~~~~!!!!」ってのもやった。やれた。
イレブンプレイの皆さんもいらっしゃらない、バンドだけの「SUN」ですが、ほんと、なんも見劣りめいた感覚がなくてさ、ただただ最高でした。
体を揺らすのが本当に楽しい曲。ライブでこれからもいっぱいやってほしい。

9、ある車掌
あ、ある車掌~~~~~!!!!!!!!!!(涙)
「リクエストありがとうございます。色々考える中で、今聴くとまた違った聴き方ができる曲もあるなと感じて選びました」
みたいなMCをしていらしたと思う。
あまりやってない曲を、というお話とともに、始まった、この、曲……。
生で聴くのは私は、武道館ぶりで……つまり、初めてのライブ以来で……。
Strangerが本当に好きで、リリース当時に比べれば聴く回数は減っているけれど、心の取り出せるところにこのアルバムのやわらかさがある。内面化されている感覚があるアルバム。
星をこぼしていくようなピアノの音が流れた瞬間、ため息が漏れた。声を出さずに「ある車掌だ」と。マスクの中で。
「壁を殴るだけの簡単なお仕事です」というコピペワードから生まれている「ただ流れる窓の外を見るだけのお仕事です」。
アコギを抱える背中がすんごい良かったよ。
オレンジの照明が右上から源さんを照らす。夕焼けの色だ。
エピソード・Stranger時代の曲、スチールギターの音色が好きな曲が多くて。長岡さんのギターも当時のニュアンス優先で弾いてくださっている。

10、日常
ああ、ああ 私は ずっとこの曲をライブで聴きたくて
サビの手拍子をずっとずっとやりたくて
エピソードのツアー以来、一回も演奏されていない、「日常」
私もライブで聴いたことがなかった。
でもずっと、主に大学時代、研究室にいた頃、ずっとずっと聴いていた。ひたすら1曲リピートで聴いていた。
テスト前とかもずっと聴いていた。なんというか、そういう、差し迫った何かをいなすときに聴いていた(あまり良くない聴き方かもしれん)
「日常が襲いくるという感覚」というワードが印象深い。ライナーノーツだっただろうか。妄想かも。
やってくれると思ってなくて、最初の音でわからなかった。それくらい予想外だった。
しかもバンドでやってくれるってそんな、贅沢……。
一時期、「ばかのうた」「エピソード」曲は弾き語りパートで演奏されることが多くて、嬉しいと同時に寂しさも感じて。
ミニマルにまとめた方がライブの演出の流れの中でよいというのは分かるんですけどね。
「湯気」とか「ステップ」はアレンジ変えてメインステージでやられてたから適材適所なんですよ。
そんな思いが全部成仏した。バンドで「日常」をやってくれた。
今からすると少し片意地張ってる感じはあるけれど、一般人にとっちゃそれくらいの気の張り方が心地よいくらいだ。
サビで手拍子したよ~~~!!!!!!!! 同じ列で、一人だけ、してる人がいて、連帯意識があった。
ウン👏ウン👏👏のリズムがすんげ~~好きなの!!!!! すんごい嬉しかった!!!!!!
暗いトンネルをずんずん進む足音みたいなリズムが根底にある曲。ラスサビのちょっとだけ足取りが強くなったような手拍子がたまらないの。本当に。
本当は会場全体で手拍子できたら嬉しかったな~と思うけど、10年前の今とテイストが全然違う曲だから、イエダン以降の源さんの曲を聴いて好きになった人たちがこの曲の手拍子のリズムを覚えていないのはしょうがないこと。
むしろ、「スーダラ節」で手拍子が発生したのを窘められたこともあるから、静かな曲では手拍子しない、が不文律めいたものになってたかもしれない。その人らからしたら「こいつ手拍子しやがって……」と思われたかもしれない。でも原曲にあるから! 聴いてみて! 転調後の手拍子、最高だよ!!
たまアリでフィルムの手拍子やらなかった後悔もあり、自分だけでもやった。やったらやっぱりテンションあがった。本当にありがとう。

11、喜劇
リリース後ライブをやってないのになぜかいろんなアレンジで聴けちゃっている曲その2!
「私の居場所は作るものだった」のメロディをサックスで寄り添ってくださってるのめちゃめちゃよかった。
「不思議」もだけど、「この編成がほぼレコーディングメンバー」だから、いい意味で完成形を聴いている感覚。
いやしかしサックスが本当に全編通して最高だった。感情をめちゃくちゃ揺らしてくる。
ラスサビ入りのドラムのキメもいいなあ。

「長く活動を続けていると何年かに一度、ご褒美みたいな瞬間があって」「SPY×FAMILYという漫画がとても好きなのですが、主題歌をやらせていただくことができました」
というMCが曲の前にありました。
ドームのドキュメンタリーであった、「タイアップ取ってきてもらって、曲を出して、音楽番組で披露して……というループにやや疲れている」という旨の発言を思い出していた。
ここ数年の源さんのタイアップ曲は、タイアップ元の作品をこれでもかと練り込んで自分の思想となめらかに接続するような曲になっていることが多く、ドキュメンタリーで言及したような「タイアップ曲作り」ではない仕事ができているんだなあ、と改めて実感した。
むしろそちらの方がはるかに大変なんだと思うけど、でもそちらの方がやりがいがあるのだろうなと思う。

そして、
「次で最後の曲です」
「ええ~~~~~~~!!!!」
のやりとりをやる。
もう一回やる。
「熟年夫婦のようなやり取り」と笑う源さん。ライブではいつも楽しそうにこれをやってくださるのが、私も好きだった。
今回もやれて本当によかった。声出せなかったら拍手しか我々の「わざ」はなくて、まるで「帰っていいよ~」みたいでやだな~と思ってたので。
そして、最後の曲。

12、Hello Song
私は、前述の通りこの曲が本当に好きです。
曲として一番好き、とプロフ帳に書くなら「Pop Virus」ですが、「思い出深い」とか「忘れられない」とか「最高の」とかなら間違いなく「Hello Song」。
「最後の曲。歌って、踊って、そして、挨拶を交わしましょう」という口上から始まったこの曲。
絡み合うピアノとサックスのイントロ。コメディのようなドラムのリムのリズム。おどけたギター。イントロだけでこんなに嬉しくて、満足してしまう。幸せだ。
楽器構成は私が「こじんまりとしている」と感じた10周年ライブと大きく変わらない。それでも、こんなに音で溢れてて、楽しい!
(ラスサビはストリングスの音入れてることに今ようやく気づいた。やっぱストリングスあった方が盛り上がるもんね!? でもサックスの存在感良かったんですよ~~!!)
今回の口上を聞いて、そうか、「Hello」って、挨拶か。と私はようやく、4年以上経って気づいたんです。
アルバムで聴いたときの固定観念が強すぎて(人類滅亡後異星人に発見されるシチュエーション。癖が強い)、全然源さんとファンの間の「ハロー」だと思ってなかった。「笑顔で会いましょう」は、(ライブにおいては)こちらに向けられたものだと思ってはいたけど。
ドームツアーの「笑顔で会いましょう」は言葉通りの意味で。「また(次のライブなどで)会えたら、笑顔で会いましょう」という、源さんらしい、束縛のないさよならだった。
コロナ禍になり配信ライブでは「いつか『この日』を越えた先で、笑顔で会いましょう」という約束になった。
そして今日、ここで、『この日』は、ひとつの区切りを迎えた。
歌詞はもう、「いつかあの日を 超える未来」だ。
「元通りの世界」なんてどこにもない。ご褒美のようい現れることもない。あるとすれば、「苦しみや痛みを越えて、以前のように振る舞う世界」だけ。
「あの日」から線を引いた先に今、私達はいる。
新興感染症に脅かされることなく、歌って、跳ねて、声を上げた「あの日」を越えて、
集うことすらできず、見えないものに抑圧され、うんざりしながら過ごした「あの日」を越えて、
今、ここに、いる。
あの日をこえた未来にいるんだ! という、興奮。
「笑顔で……会えた~~~~~!!!!!!!」
と叫ぶ源さんに、私達も精一杯の歓声で応える。
奇跡の中にいる。私達だって思ったよ。いかん、主語がデカくなっているな。それでも。
こんなに全員が「会えた!!」って思うこと、もうないんじゃないかな。そう思うくらい嬉しかった。
源さんに「おかえり!!」と声を掛けた方がいたけど、お互いに「おかえり」で「ただいま」なんだよね、我々。そして、「ハロー」。
ドームみたいに駆け抜ける花道はないけど、なんかもうそんなんなくても全力で走ってるみたいな気持ちだった。
金テが射出されるときの瞬間も気持ち良すぎる。頭上で暗闇の中、照明を乱反射して輝くテープの美しさたるや。
最後はまた、「笑顔で会いましょう!」と手を振った。挨拶と、約束。
絶対にこの瞬間が宝物になるってわかってたから、なんの心配もなかった。

実は、物販を出たタイミングでリハの「Hello song」が漏れて聴こえてきたんです。
「あ、やるんだ。そりゃそうよね」と思った一方、ドームのこの曲のことを思い出して「世界、変わっちゃったなあ」などと思いながら泣いていた。
また最高の「Hello song」に出会っちゃったな。
本当に最高の宝物になる時間でした。「ありがとう!」と声を出せたのも嬉しかった。
本当に、ありがとうございました。


トークパートやアフターパーティーの思い出ももちろんありますが、まずは書き切ることを目標に、一旦区切りとします。
書け次第、増えます。

続発性POP VIRUS症候群(2/27,28東京3/10福岡)

はじめに

過去のライブレポを転生させよう④

星野源 DOME TOUR 『POP VIRUS』の感想記事。

『Continues』がないのは、「追加公演行ってから書こう♪」と思ってSSAに行ったらさまざまなことを考えてしまい書けなかったからです。
セトリといいコンセプトといい本当に好きなライブではあったのですが。
OPなんて気を失うかと思ったくらい興奮したでしょう。宮野真守の「続いていくんです!」という力強い声、今も思い出せる。

さて、ドームツアーは私にとって非常に思い出深い公演でした。
本当に最高だったよね。「最高」ってこのことを言うんだ、と思った。今後これを越えられないんじゃないかな、とか、思った。
杞憂だったからこそ今こうやって書けるのはありがたい。
「Same Thing」の前であることを思うと、源さんも世界も随分変わったな、という気持ちになりますね。
てか写真残ってないのほんと!? 絶対撮ったとおもうんだけどな……。


当時の感想

東京ドーム両日、ヤフオクドーム(当時)公演に行ってまいりました。
札幌公演までは諸事情により人権がなかったので、実質行ける公演にはすべていった形です。当たってよかった……。
そもそも外れるなんてことは想定していなかったのですが、28日の東京ドームはイエパス先行で外しました。
そのあとのLINEチケット先行で当てたので良いのですが、4階席という初めての経験をすることに。
なんとなくイエパスは見やすい席が割り当てられているように感じましたね。4階席の入場口がみなさんLINEぽかったし。
今回経験した座席は、
・2/27東京ドームアリーナ最前ブロックの10列目付近
・2/28東京ドーム3塁側4階席
・3/10ヤフオクドームほぼ真正面1階スタンド
です。
そして今回は家族や友人と連れ立って行きました。
公演後に喋りながら帰れるのはいいですね。


【東京公演所感】
いやはやすごかったですよ東京ドーム。何よりも広すぎる。
両日参加できたのですが、席がアリーナ最前ブロックと天井席で、全然違う場所から見れてよかった。
でも、セカンドステージがほとんどアリーナ最後列だったのもあり、スタンドの傾斜が急だったのもあり、遠いという感じはしませんでした。
てかあれ、源さんが「ドームだけど狭く感じる」と言ってたのはこれか? おべっかじゃなかったのか!!

個人的には28日の公演はとてもよかったな~~と。比較してじゃないですよ。
自分のコンディション、その場の雰囲気、遊び方。そういうのがハマっていたように思います。
あと、でかい会場はやっぱりアリーナよりスタンドのほうが演出含めて楽しめますね。視界もいいし。
なぜかアリーナで演奏中お喋りさんが周りにいることが多いのもあります…これは運でしょうが。
4階席から見た、5万人の声援と視線に潰されずに飄々と花道を闊歩する星野源。この景色は忘れられない。
すご 5万人てすごい人ですね。その圧なんか感じさせない風にギター一本で弾き語る姿、また見れるものなら見たい。
本当に人が海のようで。きれいでした。
アリーナだととんでもなくモニターがでかくて、弾き語りのときのギターの弦がライトを反射して流れ星のように輝く様に見とれました。
あのモニターはスタンドで聴こえている音に合わせているんですね。ダンサーさんもセカンドステージに近い方とメインステージの方とでずらしてくれていた? 気がしました。とてもありがたい。

【福岡公演所感】
東京終わった時点では「これは次も4階スタンドアリだな」という気持ちだったのですが、福岡で1階スタンドを経験したら「次も1階スタンド~~~!!」という気持ちになりました。
4階席だとさすがにライトはこちらに向いてないので神視点というか遠景固定カメラというか、本当に全部見えるね! て感じなのですが、1階スタンドだと照明が全部こっちに向くんですよ。
初めてステージの照明が全開になったときに「光の中にいる……」と思いました。
源さんの後光に照らされている感覚というか。
あと、福岡は東京より開始が1時間早かったのもあるのか、進行が緩めでした。
某曲の間奏もタイムオーバーしまくっていたし、最後も写真撮影したし!
演者さんたちの雰囲気もとても良かったです。
そして、源さんがおっしゃっていたように、とても雰囲気があたたかで、またここに来たいなあと。

以下、おぼろげな記憶でのネタバレ曲別? 感想です!
MC思い出そうとしても全然思い出せない!!!! なんでだ!!!!
曲によって量が全然違うけど記憶が消滅しているせいだと思ってください。

1、歌を歌うときは
あのですね。
東京が初参戦だったので既にネットにはセトリが上がってたんですけど。
一曲目を予習のためにセトリを見ていた親にバラされかけて。
「おとなしい歌から始まるんだね~」と言われて「ストップ!!!!!!!!!!!!!!!!!」と大声を出しました。
しかしそこから半月ものあいだずっと一発目の曲がなんなのかを悶々と考えていました。
「ばらばら」か? 「くせのうた」か?
なかなか決定打と思える曲がないまま、私はBGMに横アリTwo Beatのブルーレイを流していたある日。
「歌を歌うときは」が聞こえてきて。
あ、これだ。と腑に落ちました。
公演終了後に後ろを歩いていたお客さんが「一曲目だけ聴いたことなかった」といっていたのも無理はない。
アルバムには入っていない、1stシングルのカップリング曲なのだから。
MCで源さんが「この曲は、昔、ライブで歌うために作った曲です」と言っていたけれど、なんというか、選手宣誓のような曲に思える。
「思い伝えるには 真面目にやるのよ」という言葉の通り、源さんは今日に至るまで、ずーーーーっと真面目だった。
作り手として驕りや妥協をこちらに見せたことが一度でもあっただろうか、いやない。
源さんの真摯さ、真面目さを、ここまでまっすぐに表現している曲は他にない。
そしてこの曲から始まるドーム公演を想像したらブワッと鳥肌が立って。
あ、この曲だな、と思ったわけです。
そして的中という!!!!!!!!! やった!!!!!!!!!!!
すごくないですか? いやおとなしい曲というヒントはあったけど。あったけど!
ともかく、センターステージにすっと現れて(両日ともそこは見づらかったのですが、多分せり上がってきた?)、指慣らしの和音が響いた瞬間、「あ、『歌を歌うときは』だ」とわかったんです。とても幸せな瞬間だった。
5万人のど真ん中で宣誓をしているようで。
繰り返しの多い曲だけど、繰り返し心が染められていくようで素敵でした。
モニターの映像もないから、本当に5万人が源さんのことを見つめていた始まりでした。

2、Pop Virus
拍手と声援。そして少しの沈黙とアルペジオのあと、一本のギターからこの曲が始まる。
東京で初めて聴いたときは立ち尽くして泣いてしまった。
初めてこの曲をラジオで聴いたときから、この曲をドームの真ん中で聴いたら私はどう感じるのか、ずっと想像していた。
人の海の中、アリーナで聴いたときは、遠く目線の少し上に立つ星野源さんの姿は、想像していたとおりで。
アー写のような、視線が合わない感じ。遠く蜃気楼のようにさえ見える。
4階席から見えた、青く照らされたセンターステージとアリーナの人々。8拍目のシンセの音でモザイクのように明滅する照明。
1階スタンドには真っ青な照明が突き刺さる。時が止まったかのような、一面の青。
そして、その中心に立つ星野源という人。
そこだけは重力が違うのではないか、という感覚さえ想像したとおりだった。
その重力も物ともせず、静かに語りギターを鳴らす源さん。
心拍のようにビートを刻むMPC、割れるガラスの音。
そして、「刻む 一粒の永遠を」の言葉がこだました瞬間に、東京ドームは音の水槽に変わった。
花道を歩きながらメインステージへとまっすぐに進む様の力強さ。こんなん、誰にも止められない。
東京ではとても手拍子ができなかった。
私はいつか書いたように、Pop Virusは世の中への呪いも含まれた曲だと思っているし、その「世の中」の中に私も入っているから。
だからずっと、MVの最後のサビであんなに明るくなるのが理解できなかったし、その明るさにすら怖さを感じていた。
でも、幸運にも私には今回3回チャンスがあった!!!
そしてありがたいことに、福岡ではあのMVを私の腑に落とすことができた。
というか、福岡は照明からして全然違う感じがしたんだけど? 私の感じ方のせい? 客席が白かった。東京は青だった気がするけど多分気のせい。
客席のノリにようやくついていけた……。別についていけなくてもいいっちゃあいいけど。
本当に好きな曲だったので、いろんな感情と共に聴けたのが本当に嬉しかった。
この曲を作った星野源という人が目の前にいる、という感覚もちゃんとあった。
それだけの強さがある曲だ。と思う。

ちなみに、モニターは「ふざけた人間だった」から映っていました。ぱっと全身が映ってね、圧がすごかった。星野源という人間の圧。
正直モニターに映る源さんくらいでかく見えましたよ、生でも。

3、地獄でなぜ悪い
そして続いてもはや定番の「地獄でなぜ悪い」。
個人的にはYELLOW VOYAGEの真っ赤な照明の狂った感じの印象が強いですが、今回はもう少しノリよく、というかかろく行進するような感じがしました。
そしてこれももはや恒例の「同じ地獄で待ーーーーつぁ⤴ーーーーーー!!!」
ブラスが華やかでライブで聴くとブチ上がる曲ナンバーワンです。
「居場所などないさ」を溜めて歌っていたような気がします。3回行ったのになぜ覚えられないのか……。
裏拍手拍子ってやっぱり楽しいですね。
福岡では前のお父さんが戸惑いながら裏拍を取っていました。難しいよね。
ここで「星野源です!」って言っていたようなMCが入ってたような気が。3回行ったのになぜ覚えられないのか……。

4、Get a Feel
音楽的なことはわからないけど、リズムがとても好きな曲。
楽しさのジャンルが「Night Troop」に似ている。
ライブを経て改めて歌詞を見てみると、「歌を歌うときは」が源さんの宣誓の曲なら、「Get a Feel」は源さんが観客を誘って煽る曲だなと。
get a feel for~は「感覚(コツ)をつかむ」という熟語ということで、「心揺らせ 16に乗って 手を叩け 裏側で」がそのものなんだろうな。
この曲はとても、なんだろう、観客に語りかけている感じがして嬉しかったしテンション上がった。
源さん→私たち、という解釈が妥当に思える珍しい曲。そういう曲はあまりないように思うので。
そう思うと、「Week End」や「地獄でなぜ悪い」のようにテンションぶち上げソングじゃないけどライブ向きの曲だなあと。
1回めはあまり歌詞考えず聴いてたけど手拍子したくなったのはこの辺の背景の影響だろうなと思います。
そういえば源さんが「16に乗って」でハットを叩く真似? をしていた。

今回はどでかいモニターがいっぱいあった(数忘れた)んですけど、源さんがかなりカメラに意識を向けていて、表情も大きく見せてくれました。とても嬉しかった。
ツアーに行く前一ヶ月くらい、ずっと過去のライブ円盤を見てたんですよ。武道館からContenuesまで。
編成も歌の巧さもどんどん変わっていくけれど、表情の変わり方のなかなかダイナミックで驚いた。
しかし今回の進化っぷりもなかなかです。音楽番組で「アイデア」を披露している姿を見ればわかるけど、テレビでさえ枠いっぱいいっぱいの表現してくれるので、自分のライブになればもっとはっちゃけてくれるよね、って話。

5、桜の森
収録の関係なのか暗転が多い。
ギターを携えた源さんが照らされるのと同時に、ギターリフ(っていうんですか?)が響く。
ああ~~~桜の森だ!!!!!!!!! 頭を振りたくなる曲堂々のナンバーワン。
Continuesあたりから始まった長岡さんと二人のギターの入りがめちゃめちゃに好きで!!!!!!!!!
初回特典DVDのレコーディングでは源さんがシンセの方に「こんな感じのフレーズで」とギターで弾いていたんですが、ギターの音があるのもいいな~とずっと思っていたので、Continuesで掛け合いが始まった時はめちゃ嬉しかったです。
そういえば「Crazy Crazy」も「桜の森」も元々ギターいない曲ですか? ですね!(調べた)
「Crazy Crazy」もライブ版でギターが入るの好きで……合いの手みたいなとこクゥ~~ってなる。
照明は確かピンクでした。照明めっちゃ感動してるのにいつも全く覚えてない。基本嘘だと思って読んでほしいです。
楽器がどんどん入ってくる系の曲、わくわくするのでワクワクが止まらねえぜ!!!! という感じ。
終わったところでMCが入った気がする。
声援に対して「どうも、源さんです」。
「チケット即日完売、ありがとうございます」
「すごい景色」
「(2/27東京ドーム)さすがにめちゃくちゃ緊張しました」
昔と今の話を少ししていたように思います。

6、肌
最初に少しドラムソロが入っていた。
福岡では前も後ろも家族連れだったので結構響いた……。
「どんな 近づいても 一つにはなれないから」という事実を諦めではなくどこまでも肯定しているような雰囲気が好きです。

7、Pair Dancer
POP VIRUS PLAYERで聴いてびっくりした曲。結婚してるじゃん!!!!
結婚している曲といえば老夫婦ものとステップで予防接種していたので、こう、ど真ん中の曲が来るとね……ビビるよね……。
それはおいておいて。
ELEVENPLAYさんの二人組ダンスが情感いっぱいですてきでした。セカンドステージでも踊ってくれたのでとてもよく見えた。
真っ青なワンピース(一人はワイドパンツ?)がひらひらと舞うのが美しくて……。
源さんがステージからの景色で泣きそうになる、と言っていたのはこの曲でしょうか。
しんしんとした静けさと雪のように積もる愛の歌だなあと思います。
「彼方」とかでも感じる静かな愛の歌。

8、Present
まっすぐ舞台の下から上へ貫く照明。これだけは鮮明に覚えている。
檻だ、と思った。運命の檻。
明るい曲ではないけれど手拍子したくなるのはゴスペルっぽいからだろうな。
最後の部分は一気に雲が晴れる感じがあっってさいこ~~~に好きです。
歌詞でもそう言ってくれてるおかげでパブロフの犬というか、音楽としての意図を見せやすくしてくれているのはありがたいです。
次に似た展開の曲を聴かせてくれたら間違いなく晴れ間を想像できることでしょう。
最後の「高く手を振った」でみんなで手を振ったのも思い出。こういうのすごく好きなんですよ……。

そういえばここの流れはアルバムと同じですね。

9、サピエンス
CMについて一言MCを挟んでからの「サピエンス」。
「あと2曲したらそっちにいきますから!」とセカンドステージを指差す。
アニソンみたいで好きだな~~と思ってたらCMでもアニソンぽく使われてましたね。わかる。
明るいけどこの曲にも諦めが漂っていて。でもそれも味わいながら先へ駆けていく様が心地いい。裸足で芝生を走るような曲。
失敗してコケて、それを笑ってまた走り出す、っていう流れが好きです。
そして途中でダンサーさんが舞台のサイドから登場! そしてここでステージにベルトコンベアが付いていることを知る!
衣装は今までのMVの衣装。アウトロの振り付けめっちゃ可愛くてガッツリ見させていただきました。
ドラムソロがあったのは……この曲でしょうか。ソロがあった曲、ぶち上がりすぎて記憶が飛んでしまう。

10、ドラえもん
「サピエンス」の崩れ行くアウトロのまま、「ドラえもん」のイントロ!
「助けて、ドラえも~~~~ん!!!!!」、そして水色と白の照明! ドラえもん!!!!
最近気づいたんですけど「ドラえもん」、すごく好きです……。
毎年映画を楽しみにしていたころ。入場者プレゼントの袋をワクワクしながら開けていたころ。の私を思い出す。
そして同時にその頃の私を思う今の私の視点もあって。
今の子供達がいつか大人になってまた「ドラえもん」を聴くんだな、と思うと幸せになっちゃいますね。羨ましい。
福岡で後ろの男の子が歌ってたのがまた可愛くて可愛くて。
でも女子どもが歌うにはやや低いっす!!!! 
そして東京2日めではマイクトラブルあり。その前も何回か音が飛んでたけどこの曲の冒頭が一番デカかった。
改めてリアルタイムで人が作り上げてるんだな……と思って感謝する。
そういえば石橋さん、本家「ドラえもんのうた」のイントロの三連符をちょっとねじこんでたような。(ラジオで言及してましたね)
「ドドドドドドドドド!ド!」で手を突き上げるの楽しいですね。前の方がやってて真似してました。
間奏の「ぼくドラえもん」のフレーズはみんなで歌いました。

~一流ミュージシャンからのお祝いメッセージ~

11、ばらばら
今ツアー二大サプライズその1、客席演奏。
すご すごくない? 気づかれないのか?
スタッフに変装して、ニセ機材席に源さんが現れ、「ばらばら」を弾き語りました。
「(全公演で)一度客席で歌うのをやってみたかっったんです。消防法の関係でここだけできました」
「(2/28東京)この距離でオペラグラス使っても意味なくない!?(笑)」
「(福岡)ネットあるんだね」
15年前に作った曲。一人で作っていた曲をこうやって何万人もの前で披露できてるってすごいことですよね。というお話。
「肌」って「ばらばら」のハッピーエンドみたいな曲だなあ、とここで思う。
「こんどこそそっち(セカンドステージ)に行きますから。でもドームって広いので、ちょっと待っててください。ここに来るのにも車移動だったんですよ。(福岡:外に出たんですけど寒いですね。皆さん来てくれてありがとうございます)その間、STUTSくんが僕の曲をさんプリングして曲を作ってくれたので、楽しんでください!」
セカンドステージにはSTUTSさんの姿。
まずは「Continues」のフレーズから。MPCってかっこいいですね!!!
ダンスフロアのようにミラーボールの光が走り回る。
「肌」と「ミスユー」は使われていた気がする。他にもあったような。
勉強不足で申し訳ないのですが、STUTSさんの「夜を使いはたして」のアレンジだそうですね。
ラップも「源さん」って聴こえたのでツアー用に収録してくれてるんですね……。
熱に浮かされながら手を叩いて体を揺らしていると、セカンドステージには他のバンドメンバーと源さんの姿が。
セカンドステージにセットを組んでくれるのありがたすぎる。
正面側のスタンドだったのでめちゃよく見えました。ちゃんと全員が視界に収まるという贅沢空間。
Continuesのラララをみんなで歌いました。

12、KIDS
セカンドステージにて。メンバーは源さん、長岡さん、ハマ・オカモトさん、櫻田さん、石橋さん、カースケさん。
「KIDS」めちゃくちゃに好きなんです!!!!!!!!!!!!
ライナーノーツで「昔つくった『子供』という曲を今の自分が作り直したらどうなるかな、という感じで作った(うろ覚え)」とおっしゃっていたんですが、「子供」好きの私にクリーンヒットしました。
起こされるも眠くて喉を鳴らす風景も、並列に語られる生活の風景も、リアリティと理想の具合がいい塩梅で……。
火の鳥には出会えないが 寝癖の君 鳥みたいだ」ってすご すごい良い……。
これを一日で作っちゃうのがすごいですよね。アウトプットの質も量も尋常じゃない。
アルバム版で足されたシンセの音も大好きで。まどろみのなか聞こえる、ニュース番組のOPとか鼻歌とか、そういう一つ膜を張った向こう側の音、って感じがたまらない。
寝息立てたままステップ踏むようなリズムもかわいいし。とてもかわいい曲。何度でも言うけどめちゃくちゃ好き。
やっぱり生活の歌がいいんですよ星野源さん。そう言われれば久しぶりの生活の歌だったかもしれない。

そして間奏でMPCとドラムのバトル!
東京ではかっこいいバトルが繰り広げられていましたが、福岡ではカースケさんは「びよよ~~ん」で戦ってました。盛り上がる場内。
半径5m! て雰囲気の曲なので、セカンドステージで皆で内側を向いて弾く曲としてめっちゃいい感じでした。さっきから語彙大丈夫か?
ゴリゴリにライブハウス通ってるような人はほとんどいないからソロのときの盛り上がりがあまりない。ここをもっと盛り上がれたらもっとアドリブも熱くなるんじゃないかなあ、と思いました。
源さんの身振り手振りがかわいい曲でした。「背中に頬をつける」とか。
そういえば福岡では「寒くないが 寄り添ったら アイスなどの! 冷たいもの 食べたくなる」と歌っていた。挿入句はうろ覚えですが。こういうのが多かったので福岡の映像がほし~~~~~~~~~~いんですよ……。

13、プリン
セカンドステージにて。
この辺からgdgdMCが始まる。これがめちゃくちゃ楽しくてですね…。
東京初日は遠かったのもあって記憶が全然ないんですけど 寝っ転がってた気がする 「もう俺散々喋ったから。あとはよろしく」と言いながら……あれこれ2日目?

「(全公演:源さん)次の曲、なんと、間奏にMCが入ります!! プリンっていうんですけど……(歓声を受けて)あ、カップリング曲なのにありがとうございます」
「(全公演:ハマさん)ちなみにカースケさんがタイマーで時間を測ってますからね皆さん」
「(全公演:カースケさん、タイマーを見せながら)2分半で切るから。ちゃんとついてこいよ(フリ)」
東京ではカースケさんが東京ドームの厳しい退館時間について語ってくれました。二日目では初日で鳴り物の時間制限について話した内容が違っていたことについての訂正についても。なので2日目はカースケさんがめちゃお話してくれて、それに対して源さんが「あなた! また名古屋のときみたいに『俺喋りすぎたかな……』て凹むハメになるよ!!」と笑いながら突っ込んでた。
福岡でもだいぶ曲が始まる前にわいわいしてて「時間大丈夫なの?」みたいにカースケさんに振ったら「タイマー管理するのは間奏だから」とぶん投げ。笑った。

「この曲はみんなが普段ダサいと思ってる音を出してみようって曲でもあって」という話は東京では曲の前、福岡では間奏だったような。
そしていきなり石橋さんに「ちょっとなんか弾いてよ」と振る源さん。どの会場でも洋楽を弾いて源さんがちょっぴり歌う、という。
その次に櫻田さんに振るも、東京初日はマジでテンパって「じゃあ明日ね!」と宿題にされていたような。
二日目は尾崎豊の「I LOVE YOU」を弾いていらっしゃいました。そして源さんは「I LOVE YOU~ 歌詞が~わからないから~早くおわろ~~」と歌っていた……。
さらに「(源さん)さくちゃんはなんでも弾けるからな~渡鬼のテーマとかいける!?」「(櫻田さん)ええ……(そして完璧に弾ける)」という流れも。おもしろすぎた……。
からの「(源さん)面白いなコレ。朝までやろうぜ!!!!」→朝まで生テレビの曲を石橋さんが弾く→ワハハ
東京2日目が円盤収録のメインだったらしく、「今までで一番人の曲やってるけど大丈夫!?」「大丈夫じゃないでしょ」「え、これカットされるの!? ……そっかあ(しょぼんとするカースケさん)」「そんなしょんぼりしなくてもw」と笑い合う演者たち。楽しそう。
一日目よりも長かったですね。
東京では時間になると唐突にカースケさんがドラムを叩き出し、「いや無理だって!!!」「ついてこいよ」「無理でしょ!! てかベース始まりでは?」みたいな流れで曲が再開されました。
福岡では「このコーナーはマジでなにも決まってない」って話からの、櫻田さんが「さくちゃんはなんでも弾けるからな~ 『愛は勝つ』弾いてよ!」で弾いてました。そして朝まで生テレビコース。
間奏(演奏してないけど)がやけに長いと思ったらそしてカースケさんがタイムキーパーを放棄していらっしゃいました。
「あれ、時間は?」
「もうとっくに過ぎてるけどいいよ、最終日だし。好きなだけやっちゃって!」
という感じ。朝まで生テレビ!!!!!
ハマさんの「ベースから始まるんですよ」って話から、
カースケさん「さらに思い出したけど、ハマくんの『あっ』から始まるよね。俺、あれ好き」
源さん「ハードル上げてくるなあw じゃあ『あっ』からやるか。これ今回はじめてだよね?」
ハマさん「では行きますよ。皆様お静かに………………・『あっ』」→テレーン
やっぱり福岡の映像ほしいんですけど!?

14、くせのうた
「この流れで次の曲、むずくない?w」「大丈夫!」
「久しぶりにバンドでこの曲をやります。『くせのうた』」
さすが、一気に雰囲気を変えて「くせのうた」を披露してくれました。
「寂しいと叫ぶには 僕はあまりにくだらない」というフレーズに出会ったから、私は今こうして源さんのライブにいるのだと思います。
その縁がここまで続いてくれたこと、源さんが今もライブをしてくれていること、曲を作ってくれていること、笑ってくれていること。
すべてが尊いなあ、と。

~一流ミュージシャンからのお祝いメッセージ~

15、化物
「化物」やってくれると思わなかった~~~~~!!!!!!!
頭振りたくなる曲ナンバーワン!!(さっきもあった)
相変わらず、雰囲気を切り替えるときにハマる曲だなあ。
裏拍手拍子もいいけれど、マリンバのところとサビの終わりは跳びたくなるよね!!!
「化物」も初めて聴いたときは痛々しささえ感じるような、ヒリヒリした曲に思っていたんですが、今となっては「見てろよ、強気に行くぜ!」くらいのニュアンスに落ち着いて聴いています。もう純粋に楽しい曲の一つになりつつある。
「Pop Virus」もいつかそうなるのかな、とふと。
最後一気に終わる曲って少ない……というか化物くらいだね?
照明もバツンッと切れて真っ暗になるのかっこいいです。

16、恋
「みなさんも踊ってくれますか。……恋!!」
ウオオオオオオオオ!!!!!!!!!!アガる!!!!!!!
踊るのが苦手なのでサビしかできませんが、周りを見渡すとほとんどの人が踊っていて。
その景色、圧巻です。
本人じゃないのに見ちゃって良いのかな、と思うくらい、すごい景色でした。
そう、ライブって、これだけ広いと演者が見ている景色も体験できるのがとても贅沢だなと思った。
こんなに愛と底抜けの楽しさに満ちた空間にいられるだけでも価値がある。
白状するとテンション上がりすぎて初回は全然踊ってませんでした……超飛び跳ねてしまった。
Continuesではこの曲で金テが飛んだのですが、今回はまだ。まだまだボルテージあげてくよ! ってことだ!!!!
社会現象を起こした「恋」ですら、もうとっくに最新の星野源ではないんだよ。
すごいことだと思う。これからも、どんどん新しい方へと進んでいってほしい。我々ファンが、どうか追い風となれますようにと思わざるを得ない。

17、SUN
すでに10000字を突破しております。なけなしの語彙がすでにパーだ……。

この辺、かつてテープを飛ばした曲を惜しみなく連続で演奏しちゃうのがですね……贅沢でした……。
ラスサビで金テ飛ばないか身構えちゃうよほんと。
そういえばなぜかイントロのシンセで別の曲かと思っちゃいました。3回とも。学習してくれ。
1番と2番でステージの左右に移動してくれてたんですが、Cメロの「祈り届くなら」では跪いて祈りながらベルトコンベアで輸送されてました(笑)
最近ようやく最後のサビの上で泳いでる石橋さんのシンセを聞き取れるようになって、それに気づいてから更にSUNが好きになってんですよね……。
ジミーサムPのシンセがすごく好きだったんですけど、それで培った脳みそを使って聴いている気がします。

18、アイデア
ここでMCを挟む。
「次はとても大事な曲をやります。当時の自分のプラスもマイナスもすべてを詰め込んで、ドキドキしながら世に出した曲。でも、皆さんの反応がとても温かで、それで僕は安心してアルバム制作に取り掛かることができました」(要約)
毎回毎回、ほんとか、と思っているのですが、今の源さんでも挑戦を不安に感じるんだな、と。
確かにアイデアを初めて聴いたときはびっくりしたけど、星野源という人の生き様、立ち姿を見ていたらわかる延長線上にあるのも確かで。
初めて聴くのにずっと前から知っていたような気もした。イントロというかキーになるメロディは源さんだな~って感じだし。
だからこちらとしてもそこまで怖くなかった。

水色と白の光が客席から空を目指すように照らす。
まばゆい。ただただ、まばゆい。
「おはよう 世の中」から始まるこの曲。やはり源さんの曲はどうあっても生活の歌なんだ、と改めて感じた。
「すべて超えて届け」で、源さんから客席に、心を投げるようなライトが私達を照らす。
一転、2番では暗闇の中吐く呪いのような歌詞が始まる。
でも、やっぱりCDで聴いていたときの感覚とは違って。
もっとしっかりとした足場から届いた気がした。
そして三浦大知さんが振り付けしたダンスを背に、源さんが花道を歩く。
無音になる。ステージから放たれた最後の音が、ドームをなん往復か反響して、人の海に吸収される。
源さんがまっすぐ歩く。
5万人の沈黙に、こんなに価値を感じるとは思わなかった。
私が参加した中だと福岡公演がほぼほぼ無音でした。嬉しかった。
弾き語りパートを終えると、どこからともなく現れたセグウェイに乗ってステージへと帰る源さん。
一気に雰囲気が緩む。
からのラスサビ! そして飛ぶ金テ!!
アリーナは無事取ることができました。
セグウェイがあったから明るい気持ちでラスサビを迎えることができた。よかった。……と思うくらい、弾き語りパートの圧倒される感じはすごかったです。
そして、最後にもう一回「とーーーどーーーけーーーーー!!!」と叫ぶように歌った源さん。
泣いてしまう。「今の星野源」が加えたアレンジが「届け」なんだなあと。
目的語は私ではないだろうが、副産物だろうが、ここにいる5万人には届いているよ、と確信した。
私はアイデアのアウトロ2周めの引っ掛けるところが不屈感があって大大大好きなのですが、公演では曲全体から不屈というか諦めない精神を感じ取れて幸せでした。
イデア、大好きな曲です。

19、Week End
この曲、スペシャの受賞パフォーマンスでも披露していたようで。
実は家族が当てて現地にいたのですが、私は旅行に行っていたため同行できず。家族のレポを泣きながら聞いていました。すごく良かったらしい……。
感嘆するほどの景色だったと。羨ましい。
この曲は本当にライブで化ける曲というか、これは恒例になる曲だな、とエロボヤの時に感じた曲。すごく景色も素敵だし、極まるし、ああ源さんのライブに来たんだな、と感じる曲。
今回も例に漏れず、いや、これまで以上に素敵でした。
源さんが叫んでいた「生活を踊れーー!!」という言葉が全てだった。
ステージの上に一人立つ星野源という人間も、5万人のうちの一人である私も、生活を抱えているという点では同じなのだ、と納得した。
それぞれが抱えるものは全然違うけど、だから全員違うぐちゃぐちゃなフロアが生まれるんだな、と感じた。だからこんなにライブで輝く曲なんだなと。
そしていつもテープが飛んだ後にやるから客席が煌めくんですよ…魔法にかかったような空間…。

20、Family Song
本編最後の曲。
福岡、前の席が4人家族だったからめちゃくちゃに沁みた……。
おそらくお母さんが一番のファンだったのだと思うけど、幸せだろうなあ……と。
お父さんは裏拍手拍子に戸惑っていました。
幸せは長く続かなくても、生活は続く。という源さんの基本姿勢。
「知らない」に代表される、どんなに絶望しても続いていくのだ、というある種の諦めは「そして生活は続く」に集約されるのだなあ、と。
源さんのエッセイは好きなんだけど、悔しくなるので読んでない物が多い。買ってはいるのだけれど。
……すでに1ヶ月前の記憶なので全然思い出せない。
「Family Song」が最後の曲なんだなあ、としみじみしたのは覚えている。
前の曲が「Week End」だったの、ウソか!? って思うくらいにあたたかな空間で。
源さんも言ってたけど、福岡の雰囲気は本当にあたたかでした。

En. 1、君は薔薇より美しい
い つ も の 。
と思いきやニセニセ明でした!!! 初回全然わからなかった……なんならMPCで操作してるのも気づかなかった。
STUTSさんかっこかわいいな……。
ウソノ晴臣さんはフラグだなと思ったけどいざ見たら笑っちゃうね!
1番のとき、画面に映っていたのは事前の映像だ! と言っている方がいて、どんだけ見てるんだよ!!? と……。
観察力ね。キンプリのときも思うけど。
ハマさんと花道をヌルヌル歩く偽ニセ明、面白かった。
もう君薔薇は一生続いていってほしい。様式美の中の創意工夫ってめちゃくちゃおもしろいし。
個人的には、一度アイドルのコンサートみたいな、どでかい風船が跳ねてほしい。いつか。言うのはタダ。

En. 2、時よ
この曲やってくれてよかった~~~~~!!!!
ブラスがね! 華やかで華やかで!
ブラスがいるとなんとなく、全方向に波状攻撃されてる感じがあって好きなんですよ。
しかしギターはバンドが大きくなってもしっかり目立つというか、存在感がすごい。
私の耳が中高音しか聞き取れないだけってのもあるんだけど、アウトロの下ハモ? が好き……。
もう記憶が霧消しているので思い出されるのがこんてぬの映像なんですけど、あの源さんの横顔もとても良かったよね……。

En. 3、Hello Song
これ、この曲。
この曲を浴びるまで、「ラストの曲は「Hello Song」なんだろうけど「Friend Ship」も聞きたかったな~~」などとぬかしていました。
けど、ああ、これが最高なのだと。この瞬間が、正しく最高なのだと、分からされたなあ。
愉快な和音、タップダンスのようなドラム、駆け上がる音階と100%で観客を照らす真っ白な光。
そして、「最後の曲です! 今日は本当に、本当にありがとうございましたーー!!!!!!」と舞台のど真ん中で声を上げる源さん。
本当に、本当に、お礼を言わなきゃいけないのは私達のほうで。
こんな日を与えてくれて、今日という日まで生き抜いてくれて、こんなに素敵な音楽を作ってくれて、本当にありがとうございます。
そんな日の極点がまさにこの曲のこの瞬間だった。ドームを真っ白に眩ませたのは源さんの後光だ。
いやもうね、真っ白なんですよ照明が。常に。いや違ったかもしれないけど。
これが一階席が一番良かった!!! という一番の理由なんですけど、照明が直撃するんですよ。多分上にも書いてるなこれ。
一番よっしゃーー!! って思ったのは、サビの「Hello」で手を前に振る(なんて言えばいいんろう、あの動作)のを割と癖でやってたら、そういう人たちからワーっと広まって最後には多くの人が同じようにしていたところです。(一番一番言い過ぎ)
決して自分が広めたというわけではなく! ほかの会場でもあったようだし、同時多発だと思う。
この曲はサビで表と裏がひっくり返る(フレーズの終わりで戻る)ので、ずっと手拍子し続けることができないんですよね。
でもサビの前半は手拍子しないと収まらない(気持ちが)曲なのがずるい。
そういう動きはどちらかというとライブハウスの文脈なので、源さんのライブでそういう景色が見られたのは嬉しかった。
曲自体はやっぱり、というか、すごく苦しくてでも笑う曲で。でも、この場には透明な歓びと楽しさがあった……。
いやあ、ACで流れてたバージョンもCDバージョンも好きだけど、こんな景色の中でやられちゃあ、こんな質量の音と思いをぶつけられちゃあ一番好きにならざるを得ない。
悲しいのはこれを次に浴びれるのは円盤だということ!(NHKでやってたけどBD画質が待たれるところ)
アウトロで、声を張り上げる源さんの姿を、とても近く感じた。
東京2日目「もし、この世がぐちゃぐちゃになっても!! また会えるなら!! 笑顔で会おう!!!!!!!!!」
福岡「毎日ほんっとーーーーーーにクソだけど!! でも!!! また会えるから!! 笑顔で会いましょう!!!!!!!!!!」
いやこんな こんなこと言われて、正気でいられるか?
何千年か、何万年か、人間が滅びたあともこの曲が残った未来がよぎったよ。
またこの曲と出会う未来がある。そう思えたのは紛れもない幸せだった。
2/28東京公演では、曲が始まる前に「星野源をこれからもよろしくおねがいします」と深々と頭を下げていた。
手が痛いのも忘れていつまでも拍手をした。
ここまで来ても、最後までお辞儀し通すのが星野源という人間なのだな、と。
こんなに売れて、一番大きなハコでライブするようになって。
もうファンが見る「星野源」という人は理性とプロモーションで何層にもコーティングされた人なのだろうと思うとやや寂しい。
でも、ライブではもしかしたら、テレビで見るよりラジオで見るより一枚服を脱いだ源さんが見られるんじゃないか、と期待してしまう。
2/28東京公演は、ほんの少し見えたような気もしました。それすらも営業なのかもしれないけれど。

そして、バンドメンバー・ダンサー・寺ちゃんが花道に一列になってお辞儀をする。
「ありがとうございました!」「本当にありがとう!」「大きな拍手を!!」!
BGMに「Pop Virus」が流れている。挨拶が終わるとみんなに「走れ~!」と。
「なぜなら、Pop Virus、最後に1コーラスみんなで弾くからです! 間に合うかっ!!」
すっかり明るくなっていた会場にさらに照明が足される。
そして、音モリモリの「Pop Virus」が奏でられる。
ほんとーーーーーーーに、幸せの極点だった。
2曲めに演奏していた曲と同じとは思えなかった。あの怖いMVと同じ曲とは思えなかった。
裏拍の手拍子と合唱が満ちる。広すぎてあまり聴こえないけど、満ちているのがわかる。
もうテンションに追いつけないなんて思いは消え去ってました。
源さんに煽られるままに歌って、手を叩いて、飛び跳ねた。
「Pop Virus」、こんなに幸福な曲だったのかあ。
紛れもない、永遠がそこにあった。こんなとこにあったのか、と笑っちゃうくらい、あの瞬間は永遠だった。

YELLOW VOYAGE(日本ガイシホール/名古屋)

はじめに

過去のライブレポを転生させよう③

イエローボヤージ、略してエロボヤ。
レポを途中で投げ出してしまいがちで、途中から「恋」を経た2017年の私が書いているらしいです

当時の感想(2016年2月~2017年)

あーーーー行ってきました源さん!!
いやほんと最高のアルバムだから最高のライブになるだろうなって思ってたけど当たり前のように予想してた最高を飛び越えてきてどひゃ~~!! って感じでした!!

そして始まるいつもの箇条書き備忘録!!!
セトリをはじめとするネタバレがありますのでご注意を!!
あとMCの場所とかは適当です。完全に嘘だと思ってください。あと内容もうろ覚えの上脚色されてる可能性大です。

・久々に新幹線乗った…。
・雨降ってたので駅で傘を調達。めっちゃでかい。ごめんなさい。
・降りる人めっちゃばかくんキーホルダー付けてる~~私も買いたかった~~Strangerのとき駆けつけたら売り切れだったんだよ~~~~
・ばかくんの話をしてるとアミューズに消されるので注意しましょう(消されない)
・とりあえず物販に並ぶ。後ろの人が「今までのライブと比べると、半分アイドルみたいな扱いになってるらしい」って言っててお茶の間人気怖っと思った
・まあでも風の噂で手拍子表で叩く人がめちゃ増えてるという話は聞いていたので覚悟はしてました!(許すとは言ってない)
・雨の中物販に並ぶのはなかなかに体力吸われます。何人も傘壊れてた…。
・お隣の方と仲良くなれてよかった~。SUN以前の源さん好き周りに皆無だからめちゃくちゃ嬉しかった
・実は源さんの物販買うの初めてなんです。MOONTを買わなかったのほんと後悔してるんだ。
・ので今回はTシャツとタオルとバッグを買ったよ。結局ピンク買ったけどポケットTシャツかわいかった…
・ていうかクレジットカード使えるんですね! 先に言ってくれ!(めっちゃお金下ろしてきた人)
・買い終えてからパネルの撮影を少々。まだ人が少なかったのでフェンスの外から人がいない瞬間を狙って撮りました。ニセさんの後ろのパネルが風で倒されてた。
・このときの写真列はまだ50人くらい。
・開場まで時間あるのでとりあえず名古屋に戻る。
・具体的にはとらのあなに行く(ごめん)
・適当に時間潰して、別参戦の友達と合流、ニセさんパネルに並びます。このときすでに300人待ちとか。
・喋ってると結構早く時は経つものです。ちなみにこの頃になると雨はほぼ止んでます。
・いよいよ、という段になると、スタッフさんの「まだ300人以上の方が並んでおりますので、前後の方との撮り合いにご協力お願いします! 並んでる間にカメラを渡して準備をしておいてください!!」の声が響く。ニセさん人気やべえな
・流れるように撮影
・今のうちにと外のトイレに行く。トイレまだ空いてた。
・まーーあとはやることもないので入場しました。ここでTシャツとタオルを装備。着替えは名古屋でしてきました!
・真ん中らへんだけどアリーナだし(武道館で二度天井席を叩き出してたのでこれだけでも昇天モノ)、しかも通路の隣でとても嬉しかった…。
・隣は初参戦っぽいおねえさん。
・そういえば年齢層下がるかなーと思ってたけどそんなに下がってなかった。相変わらずおばさん率けっこう高いよ! 男の人は彼女か奥さんに連れられてきたって感じがほとんどっぽい。
・高校生もいてひえーーーってなったけど、私だって高校のときに帰りに寄れるレベルの源さんのライブあったら行ってたよな、と思った。
・源さんのライブのステージのセッティング、ちょっとアンティークな感じがすごく好きで。カーペット好き。
・ガイシ広いです。これで武道館よりキャパ小さいのかあ…って感じ。後ろの方のアリーナならスタンドの方が絶対いいな、これ。
・今回シリアル先行はいい席だった可能性あるなと。聞いた人みんなアリーナだった。武道館は二回とも天井席(ry
・ひたすらわくわくして座って待ってると、暗転。盛り上がる会場。
・そして始まる銀河万丈さんのナレーション! びっくりだわ!
・「お前たちにはこれから2時間、音楽の地獄を楽しんでもらう! そこそこしっかりした椅子とそこそこ愉快な音楽をひたすら浴びせ続けられるがよい!!ワーッハッハッハ(うろ覚え&意訳)」
・これは もちろんこの流れは……
・ナレーションが切れて、金管とピアノとストリングスのあのブワーーーーーって音が会場一杯に満たされる! 一曲目は「地獄でなぜ悪い」!!
・私はここで感極まって脳みそは泣いてるんですけど交感神経優位にもほどがあって全く涙が出ませんでした。楽しくて興奮して嬉しくて幸せでほんと ほんと楽しい!
・あっ そしてばらつく手拍子ね。知ってた!!!
・うおーーーストリングスが見やすい! みおさん!! それに隙間から大地くん伊賀さん長岡さんも見える! 金管の方々も見える!! 源さんだけは動かないと見えません!!
・でも画面あるんで大丈夫です。なんだかんだ半分くらい画面見てました。
・恒例の、おなじ、じごくでまーーーつぅぁーーー⤴︎
・二曲目は「化物」。いいねえいいねえ盛り上げてくるねえ!!
・ここでもやっぱり手拍子表と裏で割れる。でもそのうち源さんが裏で叩いてみせてくれたので比較的ちゃんと揃いました。
・やっぱマリンバいいよねえ…
・そして三曲目はまさかの?「湯気」! 始めの和音がめちゃくちゃ好きなんだーというかやってくれると思わなかった…。
・ピアノ(シンセだけど)好きなんですねえ
・……今回全体的に記憶が飛んでる やばいな
・そしてスムーズな流れで「Down Town」に。
・この辺になるとだいぶ手拍子もノリよくなってきた気がする
・源さん手拍子めっちゃ要求してくるからね
・そして「ステップ」! エピソードで源さんにハマるきっかけになったとも言えるこの曲。楽しさが増してました。
・しかも手拍子ありだよ。個人的には一拍ずつ歩いてく感じも好きなのでどちらも捨てがたい。
・あっ照明藤色だったような! なんでだろなって思ったら「藤の木 花が咲く」からか。ほんとに藤色か?なんか中間色だった。
・どこだったか忘れたからこの辺に書く。「みんな色々買ってくれてありがとう!」みたいな話。「雨の中ありがとうございます。俺今日見てたからね! みんなが傘さして並んでるの! 寒かろう…許せ…と思いながら」
・「でもまだ買ってない人もいるみたいだからちゃんと帰りに買えよ!」
・あと「実はガイシホール二度目で」って話。前はイベントだったらしい。会場からあがる「行ったよー!」の声。
・「トリを任せていただいたんですけど、出番終わって戻ったら先輩たち一人もいなかったんですよ。お酒飲みすぎて帰っちゃったみたいで。……いい思い出です。そんな、いい思い出のあるガイシホールにひとりで来れて嬉しいです!!」\イェーイ/
・ちょっとしっとり「ミスユー」。サビの単語の羅列が気持ちいい。
・そして「Soul」。手拍子気持ちいいよねえこれ! CD通りって実は難しいんだよねこれ
・あとストリングスのそれぞれの低音がめっちゃ好きなんだ
・「俺手拍子好きなんだよねー」って話をここより前でしてた気がする。
・「そして次は手拍子が難しい曲です」の前振りであー「夢の外へ」かーーと
・2番が終わったあとの三拍子がむずいのだという話。そこでうろたえるみんなを見るのが好きなのだそう。
・「ちなみにあそこはウチャチャウチャチャを繰り返して、ダダダダダダダダでウンタンに戻す感じです」実演。うろ覚え。文字にすると分かりづらっ。
・「でも練習はしないからな!」わはは
・えーーやっぱ夢の外へ楽しいほんととんでもなく楽しいこの昂りをどう発散すればいいかわからずひたすら手叩いてリズム取ってた
・みんな三拍子うまいな!? でも切り替わりはちょっともたつく。満足そうに笑う源さん。可愛すぎだ
・からの「Crazy Crazy」。もう殺してくれ……。
・源さん走り回ってた。そしたら二番のBメロ歌詞ミスってた。iPad見てないとほんとすぐ歌詞間違えるね!?
・ツービートの同曲をアホみたいに聴いてから行ったのですが、またちょっと違う感じだったような。演奏がね。
・源さん垂直跳び要求してくるけど無理では!? ていうか跳ぶのってどっちで跳べばいいの!?
・「こぉーこぉーろぉー…おどれーーーー!!!!」でした。これ最高なんだわ。
・そして休憩。恒例の「一流ミュージシャンの皆さまからお祝いが届いています」(うろ覚え)
・まずはバナナマン。先日Mステにも出演して、もはや放送事故と好評価だったT-STYLEです。めっちゃ笑ったけどめっちゃ下品だった! Tバックってだけで面白すぎるんだわ…。設楽さんの存在自体がアクセントでまた面白いんだわ…。
・次に内村さん(が金八先生のモノマネをしながら贈る言葉を歌う)。紅白記者会見での「内村さんが連絡先を教えてくれない」ネタ。「あの後慌てて連絡先教えました」「あなたから聞きなさい! 後輩のあなたから! あの人シャイだから!」
・今までで一番面白かった(満足)
・バカみたいにガハガハ笑ってたらいつの間にかアリーナの真ん中になにがしかの設営が…?
・アリーナの真ん中、そう、私のブロックの隣です。そこに設営されていたのはセンターステージ。まじかよ…
(ここから5月に入ってから書いてます)
・マジで近かったです。
・ガイシホールはセグウェイ禁止なので歩いてセンターステージまで向かう源さん
・「くせのうた」ひとりエッジでも思ったけど、源さんの声本当に力強くなったなと。弾き語りだと特によくわかる。
・曲が終わった後に曲名を呟くやつめっちゃいいよね
・後ろのカップルイチャつくのやめてくれません!?!?
・「なんとこのステージ、回ります!」といって90度回転。こういう細やかな配慮がね、とても嬉しい
・「口づけ」「一度だけ をくり返そう」ってフレーズが大好きなんです。
・そしてまた回転してなんと私の方向に…! 源さんの全てが見えるぞ…なにこれ……
・本当に「いる」んだ…って某ひぐらしみたいなことを感じていました。
・なんの曲かなーと思ってたら、「この曲は大切な曲です」みたいなことを言ってからしっとりと始まる「スーダラ節」。
・会場はただただ静かに源さんの声に聴き入っていました(城ホの手拍子ほんと…)
・ちょっと双眼鏡で見てみたりもしたのですが、肉眼が一番だよね。
・少し耳を澄ますと源さんの肉声が聴こえてきて死ぬかと思いました。優しくて力強い、不思議な声だなあ…。
・謎の軍手つけたお姉さんたちがいてアレだった
・そして後ろのカップル! いちゃついてんじゃねえ!

-------ここまで2016年記--------

よりによってここで終わっているという。
「SUN」の盛り上がりとか、「時よ」の最後のrit.とかいくらでも書きたいことはあったのになあ。
いやしかし、この時の人気ぶりなんて全く屁でもないくらいの2016年下半期でしたね。
その辺についての備忘録も書きたいところではあります。


おわりに

尻切れトンボすぎる……レポを残しておこうという気概が感じられない。
今でも忘れられないのは、センステになったときに視界の中の客が「源」「ちゃん」と書いた軍手を身に着けて源さんに振っていたこと。
なんかまあ、そういう、アイドルみたいな扱いでキャーキャー言われているのが、当時非常に腹立たしくて。
もちろんアイドルを下げているのではないです。彼らはアイドルをやっているからこちらもアイドルのファンをやらせてもらえている、というだけの話。
アイドルじゃない人に対してアイドルのファンをやるなよ、という。
エロボヤから「アイデア」くらいまで、波はあれどずっとこの苦しさがあった。
いわゆる「私だけが知ってたのに」みたいな感情も0ではなかったと思うけど、お茶の間の数の暴力的な力に辟易していた日々でした。
「恋」のときなんていっとうどうしようもなかった。どうしようもないなと思いながらCDを貸しまくっていた。聴いてくれてありがとうね。

「時よ」のリタルダンド、本当によかったよね。フィナーレ感というか。(自分との対話)
当時、バンドが大きくなっての初めてのライブで、物量を活かした盛り上がりっていうんですかね、「派手」な感じの盛り上がりがあったのですんごい楽しかった。

「Stranger」のあとのアルバムが「YELLOW DANCER」ですよ!? 聴き比べてみてほしい 曲も歌詞もマインドも全く違うから。
当時の私は、(すべて繋がっているけれど、当時の認識として)ガラッと作風が変わってしまった源さんのファンで居続けるのか、居続けられるのか、不安に感じていました。
だから「Friend Ship」が大好きだけど聴けなくなっちゃったりして。老害ファンバイバイに聞こえてしまってね(認知の歪み)
思い出深い。思い出深い2015,2016年です。


ひとりエッジ in BUDOKAN

はじめに

過去のライブレポを転生させよう②
当時、武道館の写真撮ってなかったらしい。なんでや。


当時の感想(2015年)


8/12、星野源さんの武道館ライブに行って参りました。去年の横アリはいろいろあって行けなかったのですが、STRANGER in BUDOKANに続いて今回の武道館も行くことができてめっちゃ幸せです。

さて、前回の武道館ライブはどうしても日帰りしなければならず、アンコール1曲目途中でサヨナラという残念な終わり方だったのですが、今回は一泊! しかも友人と一緒! ということで観光という意味でもはしゃいでいました。
そもそも東京にまともに足を踏み入れるのさえ6年振りでして、戦々恐々というやつです。一昨年のライブのときも新幹線の中で吐きそうになりながら乗り換えを調べていたのを覚えています。
今回は東京経験のある友人と一緒だったので、かなり安心していました。まかせっきりにしてごめんな…。
しかし、さすが東京。初見でもわかりやすい表示、案内のおじさんのおかげで一度も迷うことなく東京の旅を終えることができました。見習え梅田。

東京について、ホテルにチェックインしてから武道館へ。時間があったのでぶらっと歩きながら行きました。指定席ですしね。
当然ですが皇居の近くを通るわけで。「鶴丸国永がここにいるのか…」と思いながら歩いてました。
そして武道館! すごい人。前回こんなにいたっけ? ってくらい。前回の年齢層は覚えていないのですが、大学生~30代が多いかなって印象です。夫婦や子供連れの方も多くて、なんとなくほっこり。でも人が多くて暑い!
そう、前回は真冬だったからなんとも思わなかったけれど、今回は夏。空調入ってるのか? と怖くなりながら席に着くと結構涼しい。二階席でもじっとしてれば十分涼しいくらいだったので、アリーナは結構寒いだろうなと。電気代どれくらいかかるんだろう…。
入場が少し押しながらも開演。10分くらいかな?
そしてそう、センターステージでした! 北東ブロック席を叩きだしたときは正直驚きを隠せなかったのですが、センターステージで本当によかった! 武道館のすり鉢状の席がかなり急なのもあって、2階席と言えどもかなり近く感じられます。

そして開演。センターステージの奈落から源さんがアコギを持って登場。バンドセットがないことに不思議がりながらも、源さんに釘づけになる目と耳。
・静寂の中、コードが鳴らされて、「これは、バイト…?」と思った瞬間、「殺してやりたい」から曲に入る。13000人が息を呑んだ始まりだったと思います。
・MC無しで次の曲。アコギ一本だとだいぶ落ち着いた印象になる「ギャグ」でした。でもこの印象はギター一本だからだけじゃなくて、源さんの声によるものも大きかったと思います。CD音源はギターががやがやしてて、悲しみなんかを描きながらも愉快な曲、って感じだったんですが、今回はとても重くて苦しい曲に聞こえました。源さんの曲は暗いものを明るく作り直してるようなものが多いので、明るい面が強調されて記憶に残っているのですが、元になった感情というか衝動というかはこんなに苦しいものなんだな、と感じました。完全に別の曲。「最初ギャグだとわからなかった」と友人談。個人的なハイライトです。手拍子なんてできなかった。
・そして、「化物」「ワークソング」。「ワークソング」は三拍子なので手拍子の仕方がわからないのですが、「化物」で源さんの曲の手拍子は裏拍だなと!!!!!!! 表で叩いてた人もいるけど私は断然裏拍派だよ!!!!!! 裏拍が一般的なのかどうかは知りません!!!!!
・続く「地獄でなぜ悪い」。この辺で「今日は本当にギター一本でやります!」って言ってたような。隣で友達が「そっか、ひとりエッジだもんね」とつぶやく。そういう意味だったのか…(遅い)。 ギター一本でも楽しいものですね。
・夏だし来るかな、と思っていたら恒例の女の子エピソード。いつもより下ネタ多めですね? ということで「透明少女」。柔らくて気持ちよかったです。

MCどこだったか忘れたのでまとめて書きます。備忘録だから許してほしい。
・「星野源です!」っていう最初の挨拶のときに、当然ながらセンターステージなので北側に背中を向けていたわけで。北側から「こっち向いて!!」の野太い声。「後でそっち行くから俺のケツでも見てろ!」と言う源さんに「おしりかわいい!!」の声。こんな広いところでも和やかに会話できる空気がいいなと。センターステージだと、視界の中にお客さんもいっぱいいて面白いです。照明もよく見えるし、一人ならではだなって思いました。
・あと、全員で「げ~~~~~~ん!!!」って叫びました。全方位って気持ちいいだろうな!!! あっそうだこのMCは透明少女の前だ!
・あとここまでのどこかでセンターステージが北向きに回転してます。

・そして新曲「Snow Men」。資生堂さんとのタイアップ曲です。夢の外へが三年前って嘘みたいだよな…。1回しか聴いてない状態で行ったのでアレなのですが、雰囲気のいい曲だなあと思いました。夏にこの曲っていう。綺麗な曲。CD期待。
・続いて「フィルム」。手拍子したかったです!!!!!! 今前回の武道館ライブの映像を流しながら書いているのですが、全然雰囲気が違います。比較的ゆったりしてる曲ですが、今回は力強かった。でも押し付けるような力強さではなく。何と言ったらいいんだろうなあ…。でも手拍子したかったです!!! あの手拍子リズム本当に好きなんだ…。
・第1部最後の曲は「Crazy Crazy」でした。いやーーーもうこの辺は純粋に興奮してました。ギター一本なのにこんなに楽しいのかよと。生で聴くのは初めてだったので、新鮮でした。楽しい!!

ここで源さんがステージ下へ戻ります。液晶が現れてニセ明の茶番映像が流れ、笑いを誘います。ほんっと源さんの映像しょうもないのに笑ってしまうんだよ!(褒めてる)

第二部。センターステージは8畳の和室に変身。ノートの置いてあるちゃぶ台に座ってギターを抱える源さん。抜かりなくエロ本も置いてあります。
・「昔の曲をやっていきます」ということで「ばらばら」から。エピソード以前の曲は弾き語りがほんと似合うなーーーと。「くせのうた」へと続きます。私が初めて聴いた源さんの曲なのでライブでやってくれるといつも幸せな気分になります。
・「この曲はライブで初めてやる曲です」という前置きで始まったのは「営業」。「サラリーマンの方に『わかってるねえ』と言われたのが嬉しかった」そう。この曲も苦しみが増してました。なのに心地よくてうっかり眠くなってしまったくらいだから不思議だよなあ。
・「Night troop」。これはCDの一発撮り感がめちゃくちゃ好きでハマった曲なのですが、一人はまた雰囲気が違っていいですね(粉みかん)。「礼して去れば」っていうとこが好き。
・ここで
源さん「あーーー、かわいい女の子がお茶でも持ってきてくれたらな----!」
通路から声「げーーーーんさーーーーーーん!!」
源さん「こ、この声は!!!!!! 神木くん!!!!!!!!!!!!」
観客「へ??????????????」
神木くんがモニターに映る「源さん! 差し入れ持ってきましたーー!!」
観客「キャーーーーーーーーーーー(今日一番の黄色い歓声)」
まさかのシークレットゲスト、神木くんの登場。び、びっくりした…。神木くんも好きだから…棚ぼた感がすごくて…幸せでした…。羊羹とお茶を持ってちゃぶ台に座る神木くん天使か…。
そこからはラジオのトークみたいなグダグダが繰り広げられました。11人もいる! や探偵学園Q(見てたけど知らなかった)で共演したことや、偏食の悩みについて。てか探偵学園Qで源さん東大卒の役やってたんですね…。
あと、「源さんは『曲を作るときは辛いときが多い』って言ってたんですが、SUNもそうなんですか?(うろ覚え)」っていう質問にも答えてました。「SUNは聴く人の精神状態によって明るく聞こえたり暗く聞こえたりする。今も暗い曲はできるけど、それを楽しい編曲にして楽しいことにしてしまおう(うろ覚え)」とのこと。Crazy Crazyがバラードだったってのには驚きました。音楽って面白い。
・神木くんを向かいに座らせたまま「老夫婦」。やっぱ良い曲だ。ラララ部分を「神木くんも一緒に!」って言われて戸惑いながらも頑張って歌おうとする神木くん。かわいいな。終わってから「リハーサルでは何も言われなかったのに!」と。かわいいな。
・神木くんが退場、「くだらないの中に」。前回の武道館では力強く歌ってくれて「あ、源さん、生きてる」と思ったものですが、今回は優しく歌い上げてくれました。
・第2部最後の曲は「レコードノイズ」。これバックに別の音入ってた…ように聞こえた。よくわからなかったけど。確か「意味のない言葉をつなげた歌を作りたかった」って言ってた曲なんですが、なんかやっぱり意味のあるような、ないような、浮遊するような不思議な気持ちになる曲です。ステージセッティングの関係で四角い壁みたいなのが降りてくるのですが、一瞬内側に映る源さんがギターを弾く影がとてつもなく綺麗だった…。あとその壁、ちゃんと映像が映るパネルらしくて、ノイズ音声に合わせて自然の雄大な映像が流れてました。でも出番ここだけでした。もっと有効活用してあげて!!!

幕間は再びニセ明VTR。「スイカ 海 武道館」「うみぶどう」(書き起こすのが面倒になってきた)

そして最後、第3部。スーツに着替えた源さんとラジカセ!
・まずは「マッドメン」、「海を掬う」。「MOON sick」やってくれなかったのは残念だったけどより好きになった! ラジカセから音が出てる設定なんか楽しかった。カップリング曲が多くて幸せでした。そういえばアルバム曲少な目?
・「海を掬う」の前に「海の家で水着の女の人がけだるげに踊ってる感じでよろしく! その辺、背中向けてるからってさぼるなよ! 後でブイ見て確認するから!」って言われました。
・ここで黒子さんがわらわら登場して、ドラムを組みます。「黒子って本当にいるんだなあ…。あ、靴だけ黒くない」
まずドラムを鳴らして、それを録音、ループさせて曲を始める源さん。1曲目は「いち に さん」。ドラム叩くって言った瞬間にこいこいと思ってた曲なので嬉しい…。歌詞カードの「しゃっくりを止める曲」っていう説明で100倍好きになった曲…。
・さらに「桜の森」。この辺から普通に他の楽器の音も入ってくるようになります。今回Crazy Crazyの曲全曲やったことになります。桜の森がこんなに楽しい曲だって知りませんでしたーーーー。
・MCで「あと数曲です」「えーーーーーーーー!」の茶番を二回やりました。
「もっと言ってほしかったな! あと数曲です!!!!」「えーーーーーーーーーー!!!!(全力)」。「最後の曲です!」ってときも全力で叫びました。「アンコールあるから安心して!」もいつも通りで泣いた。
・最後の曲はドラムの段階でわかった人も多いんじゃないかな! あんなにドコドコしてる曲少ないし。最後はもちろん? 「夢の外へ」でした! これもストリングスとかの音入ってたのですが、ひとりで演奏してるのにめちゃくちゃに楽しかった! 裏打ち手拍子とても好き…盛り上がる…。

そして退場する源さん。統率のとれないアンコール手拍子。掛け声でもあったら違うんでしょうが、しょうがない!
そしてそしてもはやお約束となったニセ明の登場。今回はハゲたカツラになってました! 「君は薔薇より美しい」、ほんとうに楽しそうに歌うもんだから何度聴いてもこっちまで楽しくなってしまう…。そして今更のようにせり上げるセンターステージ。なにその機能!? もっとせり上がるタイミングあったよね!?
からの生着替え→「SUN」。分かり切ってはいたけれど最高。なぜか記憶がほとんど残っていません。着替え中にしてた一人しりとりが「ニセ……セックス……………スマップ」で、前の席の小学生大丈夫かな…って思ってたことは覚えてます。

ほんとうに、1対1が13000あったライブでした。ひとりだった…。
センターステージも、それが回るのも、全員を楽しませてくれようとしてるのが分かって本当に幸せでした。ありがとう源さん…。
どうしても前回の武道館と比べてしまうのだけれど、色んな点で上回ってたと思います。バンドももちろんまた聴いてみたいけど、ひとりの形式もめっちゃいいなと。横アリ行きたかった…。
源さん、また連ドラにも出るし、ツアーは難しいだろうけど、一回一回のライブを全力で楽しませにかかってくれて、いやほんと幸せです(ボキャ貧)。あわよくばまた行きたいなあ。

翌日は科学館にいったり水族館に行ったりしました。時間がなくてスカイツリーを登れなかったのが残念だけど、また源さんが武道館に来てくれればいいんだもんな!? 東京観光もできて幸せでした。いいお盆だった!



おわりに

なんやかんやこの友人とはこの後源さんのライブに行っていない。
もともと(弾き語りでなく)バンドでのライブに行きたいとのことだったのに、私の読解が足りず弾き語りライブに連れて行ってしまった。
いつかまた一緒に行きたいなと思うけれど、彼女は彼女でライブがあるのでなかなか難しい。

改めて読み返すと、Reassemblyはひとりエッジを引き継いで作られている部分があるな~と実感しました。
ニセさんでだけせり上がるセンターステージとか……(そこだけでは?)。
ひとりエッジでマイクを置いたニセさんがもうなんの説明もなしに普通にパフォーマンスしてるの、面白い。Reassemblyでも言及あったけど。
生着替えってなんなんだよ。